パリ五輪のフェンシング男子フルーレ団体で金メダルを獲得した敷根崇裕(26)、永野雄大(25)が所属する群馬県高崎市のアミューズメント企業「ネクサス」から報奨金として1億円を贈られたことが20日までに分かった。男子エペ団体で銀メダルを獲得した見延和靖(37)にも5000万円が贈られ、同社としては計2億5000万円を出費する大盤振る舞いとなった。
同社の星野敏代表(63)は元全日本王者で14、15年には日本協会会長を務めた。09年4月にフェンシングクラブを創設し選手強化や普及に努めており、過去にも12年ロンドン五輪男子フルーレ団体銀メダルメンバーの千田健太らが所属していた。21年東京五輪でも「エペジーーン」の一員として日本初の金メダルを獲得した見延に1億円を贈っており、2大会連続のうれしい悲鳴となった。
報奨金は日本オリンピック委員会が金メダルで500万円を贈ると規定しているが、他企業を含めて1億円は破格。フェンシングに再び光が当たった。