女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンは22日から4日間、英国北東部のセントアンドリュース・オールドコースで開催される。
7月のエビアン選手権でメジャー初制覇を果たした古江彩佳(24=富士通)は20日、プロアマ戦で18ホールを回ってコースを確認。メジャー連勝が懸かる1戦でもあるが、「メジャーを獲れたのも、たまたまだと思っているので。自分は自分で変わらずに臨めたらっていう感じです」と自然体で語った。
21年にプライベートでラウンドしたことのある“聖地”。「特に風が強く感じるので、ここが1番、ザ・リンクスっていう感じがする」と明かす。海に面しており、不規則な風が吹き付けるが、古江にはネガティブな印象はない。むしろ楽しめている。「一つ一つのショットで、うまく風を読み切れた時が凄く気持ち良いので、そこが私としては楽しみ」。ジュニア時代からそう感じていたそうだ。
同じスコットランドのリンクスコースであるダンドナルド・リンクスで行われた前週のISPSハンダ・スコットランド・オープンでは、最終日に68をマークして3位に入った。好調のまま、今季メジャー最終戦に臨む。「次のタイトルを獲ることの意識は凄く大事だと思う。一つ一つの試合を頑張って、しっかりこの大会も頑張って。獲れたら良いなと思います」。メジャー覇者としての立場は自身の中で一度リセットし、変わらぬ姿勢でタイトルをつかみにいく。