ドジャースのチームリーダー、ミゲル・ロハス遊撃手がナ・リーグ西地区で激戦を繰り広げているのは良いことだと地元紙ロサンゼルスタイムズに語っている。
22年に22ゲーム差、23年には16ゲーム差と独走で地区優勝を果たしたが、22年はパドレス、23年はダイヤモンドバックスに地区シリーズであっさり敗れた。ロハスはプレーオフ出場を賭けたパドレスやダイヤモンドバックスとの今後6週間にわたる激闘が、過去2シーズンよりもドジャースをポストシーズンに向けて備えた状態にしてくれると考える。
「昨年のダイヤモンドバックスのように、プレーオフに進出するために最後の試合まで勝たなければならないチームは、ポストシーズンに突入しても勝ち方や命がけの試合での戦い方をわかっている。彼らはプレッシャーがなく、不安も消え、そんな試合で勝つ自信がある」
今、ドジャースはパドレスに3ゲーム差、ダイヤモンドバックスに4ゲーム差をつけているが、パドレスはこの26試合中21試合に勝ち、ダイヤモンドバックスも25試合中19試合に勝った。「彼らは調子が良く、それが私たちのモチベーションを高めて、勝ち続けるんだという気持ちにさせてくれる。今はリラックスできないし、ナ・リーグで2番目に良い成績でも、私たちはプレーオフで戦うようにプレーし続けることが重要」。
ロバーツ監督は、この激戦区での戦いを両刃の剣と見なす。「両方の見方ができる。真剣なペナントレースにいると、個々の選手やチームが最大限の力を発揮する。その反面、選手たちを休ませたり、重要な選手たちを温存する余裕がなくなってしまう」。
だがロハスはこの状況を歓迎する。「2対1の試合に勝つ必要があるし、大事な場面で打点を稼ぐ必要がある。それがワールドシリーズに勝つために必要なこと。プレッシャーの下でプレーするのは良いこと」と言い切っている。