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大谷翔平 40号惜しい!第5打席は痛烈186キロフェンス直撃打 14試合ぶりマルチ安打

スポニチアネックス 2024年8月21日 14時10分

 ◇インターリーグ ドジャース―マリナーズ(2024年8月20日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠でのマリナーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で右中間を破る今季6本目の三塁打を放ち、連続試合安打を4に伸ばした。第5打席でも安打を放ち、14試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 代打ヘイワードの3ランで勝ち越した8回2死走者なしで迎えた第5打席は右腕ボースの内角低めカットボールを強振。115.5マイル(約185.8キロ)の痛烈な打球は右翼フェンスに直撃する一打となり、当たりが良すぎて大谷も一塁を回ったところで急ブレーキをかけて二塁への進塁を自重した。

 0―3とリードされた3回1死走者なしの第2打席で大谷のバットが快音を響かせた。カウント2―2から右腕ミラーのスプリットをうまくすくい上げると、打球は一気に右中間フェンスへ。快足を飛ばして大谷が三塁に達すると、場内のドジャースファンは大盛り上がりを見せた。124試合目で300塁打に到達し、これは昨年のベッツの126試合を抜いて球団史上5番目の早さとなった。しかし、続くベッツの浅い中飛では本塁に還れず、フリーマンが四球でつなぐもT・ヘルナンデスが中飛に倒れて得点は奪えなかった。

 5回の攻撃ではラックスが珍しい本塁打を放った。5回先頭でラックスが打席に立つと、フルカウントから速球を叩いて右越え本塁打。この打球に中堅ロブレスが捕球を試みようとして飛びついたが、グラブの上。しかし、ボールが外野を転々と転がり、ラックスは不思議そうに両手を広げた。ビデオ判定の結果、柵越えしたものの打球がフェンスの下部からすり抜けてくるという珍事が確認。無事に2試合連続の本塁打と判定されたが、まさかの珍事に場内は騒然となった。この後にはマンシーに2試合連続本塁打が飛び出し、場内は大盛り上がりとなった。

 1点差で迎えた7回にはマリナーズの守護神ムニョスを打ち砕いた。1死二塁で第4打席を迎えた大谷は惜しくも一直に倒れたが、続くベッツが左翼線二塁打を放って同点。さらにフリーマンが申告敬遠で歩かされると、T・ヘルナンデスの右前打で本塁生還を狙ったベッツは本塁で憤死して勝ち越しはならなかった。

 大谷は月間打率は.181と低迷しているが、18日のカージナルス戦では今季8度目の2戦連発の39号を記録するなど8月は6本塁打を放っている。しかし、ナ・リーグ本塁打王争いでは2位のブレーブス・オズナがこの日本塁打を放って2本差に迫られた。史上6人目の40本塁打&40盗塁へ本塁打はあと1本、盗塁はあと3盗塁に迫っている。史上初の50本塁打&50盗塁も視野に入っており、順調に数字を積み重ねている。

 19日のマリナーズ戦では右脇腹痛で離脱していたマンシーが復帰後初アーチとなる2ランを放つ活躍。フリーマンは右手中指を骨折しながらの強行出場だが、打線の厚みが増し、得点力が上がった。その中で大谷はバットだけでなく足もチームにとっては欠かせない武器となっている。

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