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ド軍指揮官 代打策的中で7回から守護神投入したマ軍から会心の逆転勝利「今季のハイライトとなる一撃」

スポニチアネックス 2024年8月21日 15時54分

 ◇インターリーグ ドジャース6―3マリナーズ(2024年8月20日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠でのマリナーズ戦に「1番・DH」で先発出場。14試合ぶりのマルチ安打をマークすると、今季38個目の盗塁も決めた。試合はマリナーズに逆転勝利して3連勝。2位パドレス、3位ダイヤモンドバックスが勝利する中、価値ある勝利をつかみ取り、それぞれ3ゲーム差と4ゲーム差を堅持した。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は7回から守護神ムニョスを投入する執念の継投を見せた相手からの逆転勝利について「大きな試合だったことは明らかだ。彼らは7回からムニョスを投入した。この試合が彼らにとっていかに大事だったかを物語っている。そこで我々はたくさん打った。今夜のジェイソン(ヘイワード)にはどれほど興奮したことか。彼は正しいやり方で物事を進め、求められた時には準備ができている。そして、とてつもない大きな一打を放った。私にとって今シーズンのハイライトとなる一撃だった」と代打で決勝3ランを放ったヘイワードを称えた。

 そのヘイワードは試合後「ここまでたどり着いたのはみんなが多くの仕事をしっかりとこなしてきたからだ。僕はゲームが好きだし、試合に出たいし、競い合い、みんなを助けたいんだ。特別なことが毎晩起こることもある。この一戦は物語の一部のようでかっこいい。願わくば、我々が最後の一戦(ワールドシリーズ)で勝つチームでありたい」と話した。

 5回の攻撃ではラックスが珍しい本塁打を放った。5回先頭でラックスが打席に立つと、フルカウントから速球を叩いて右越え本塁打。この打球に中堅ロブレスが捕球を試みようとして飛びついたが、グラブの上。しかし、ボールが外野を転々と転がり、ラックスは不思議そうに両手を広げた。ビデオ判定の結果、柵越えしたものの打球がフェンスの下部からすり抜けてくるという珍事が確認。無事に2試合連続の本塁打と判定されたが、まさかの珍事に場内は騒然となった。この後にはマンシーに2試合連続本塁打が飛び出し、場内は大盛り上がりとなった。

 1点差で迎えた7回にはマリナーズの守護神ムニョスを打ち砕いた。1死二塁で第4打席を迎えた大谷は惜しくも一直に倒れたが、続くベッツが左翼線二塁打を放って同点。さらにフリーマンが申告敬遠で歩かされると、T・ヘルナンデスの右前打で本塁生還を狙ったベッツは本塁で憤死して勝ち越しはならなかった。

 代打ヘイワードの3ランで勝ち越した8回2死走者なしで迎えた第5打席は右腕ボースの内角低めカットボールを強振。115.5マイル(約185.8キロ)の痛烈な打球は右翼フェンスに直撃する一打となり、当たりが良すぎて大谷も一塁を回ったところで急ブレーキをかけて二塁への進塁を自重した。その後、大谷は二盗に成功し、場内を沸かせた。

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