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米メディア 佐々木朗希の米挑戦めぐり次々と報道 決断時期は「9月中旬までに」今オフ断念との報道も

スポニチアネックス 2024年8月21日 16時24分

 大リーグ公式サイトは20日(日本時間21日)、今オフに注目のFA選手10人を紹介。その中で将来的なメジャー挑戦を目指すロッテの佐々木朗希投手(22)が番外で選出された。

 大リーグ公式サイトは「昨年は大谷翔平と山本由伸という2人の選手が注目を集めた」と昨年のFA市場について触れつつ「FA市場は2024年のワールドシリーズの優勝チームが決まるまで開始されないが、11月以降、私たちの注意を引くであろう選手たちについて考え始めるのは早すぎることはない」と記した。

 記事ではヤンキースのソトやオリオールズのバーンズ、ジャイアンツのスネルなど10人を紹介。その中で番外で佐々木も名を連ねた。記事を執筆した大リーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「山本由伸のメジャー移籍は、昨オフに入札戦を引き起こしたが、佐々木朗希も同じくらいの興奮をもたらすだろう。しかし、彼の年齢が似たようなFAの熱狂を防ぐ。25歳未満で外国リーグで6年のサービスに達していない選手は、MLBの国際アマチュア契約ボーナスプールの規則の対象となり、契約に上限が設定される。大谷翔平も2017年に同様の状況に直面し、エンゼルスと231.5万ドルで契約した。佐々木は日本での最初の4シーズンで1.95の防御率を記録し、ポスティングされた場合には最も優れた先発投手の1人になるだろう」と評した。

 また、全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ氏は自身のXで、佐々木の去就について言及。「情報筋によると、佐々木の現状は11月1日以前のポスティングの可能性はまだ不透明だという。現時点で選手とロッテは決断していない。9月中旬までには判明する見込みである」と投稿した。

 米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、18日に若手選手の特集記事で佐々木についても言及。「複数の球団幹部によると、今オフにポスティングされる予定だった日本のスター、佐々木朗希は考えを変え、日本でさらなるシーズンを過ごす可能性がある。単純に言えば、彼は今年、従来の支配的な投手ではなかった。彼の成績は6勝3敗だが、制球に苦労している。彼の奪三振と与四球の比率はキャリア最低の4.10」などとデータを交えて紹介した。この記事を引用する形で、ドジャースの地元メディア「ドジャース・ネーション」もこの日、公式Xで「佐々木朗希は、MLBへの移籍を2025年シーズン後まで延期する可能性がある」と投稿した。

 メジャーでは25歳未満かプロ6年未満の海外選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」がある。佐々木は昨オフの会見で「入団当初からメジャー挑戦の夢は球団に伝えていた」と明かし「じっくり時間をかけて話し、お互いしっかり納得する形で契約できたと思っています」と強調した。メジャー挑戦の時期に関しては明言を避けたが「毎年コミュニケーションは取ってやっている。球団にも理解してもらっているという認識」と話している。

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