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巨人・阿部監督 自身に並ぶ岡本和の7年連続20本塁打に「全然格が違う…8年、9年、10年と記録を」

スポニチアネックス 2024年8月21日 21時28分

 ◇セ・リーグ 巨人4―1広島(2024年8月21日 東京D)

 巨人は広島との投手戦に主砲・岡本和真内野手(28)の一発でケリをつけて3連敗を阻止。首位・広島とのゲーム差を再び1に縮めるとともに、広島の今カードでの優勝マジック点灯を阻止した。

 好投を続けていた先発左腕・グリフィンが0―0で迎えた7回、坂倉に9号ソロを浴びて先制を許したが、その裏に19歳の浅野が同点の適時二塁打。

 そして1―1で迎えた8回、この回から登板した相手2番手左腕・ハーンから岡本和が勝ち越し、そして決勝の20号3ランを放って勝ち切った。

 これで岡本和はプロ4年目の2018年から7年連続20本塁打。長嶋茂雄の6年連続を抜き、阿部慎之助に並ぶ球団4位タイ、右打者では原辰徳の12年連続に続いて球団2位となった。

 阿部慎之助監督(45)は試合後のインタビューで「いや、凄い集中力で。素晴らしいホームランになりました」と主砲の一発にまずは一言。

 阿部監督の記録に並ぶ7年連続20本塁打以上という数字については「いや、もう全然格が違うんで、ね。8年、9年、10年と記録を伸ばしていってほしいなと思います」と謙遜しながらも喜んだ。

 浅野については「代打も考えたんですけどね。こういう場面を経験させたいっていうのが、そっちのが強かったんで。打ってくれてね、チームも助かったんだと思います」とコメント。

 また、7回6安打1失点と好投した先発左腕・グリフィンについては「最初から飛ばしていってるのも分かりましたし、きょうに懸けるっていう気持ちもだいぶ出てましたし、素晴らしいピッチングでしたね」と称賛。

 そして、2回に小園、8回に代走・羽月の二盗をいずれも好送球で阻止した捕手・岸田については「もうあれがね、勝ちにつながったんじゃないかなと思いますし。坂倉のホームランは僕が“いけ”って言ったんで。あそこはバッテリーじゃなくて僕のせいなんで」と話した。

 あす22日の第3戦はエース戸郷を送り出す巨人に対し、広島先発は前回対戦で巨人打線が完封されたアドゥワ。阿部監督は「とにかく勝ち越せるようにね、また全員で。カープも、お互い必死ですけど。いい試合をして勝てるように頑張ります」と静かに闘志を燃やしていた。

 

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