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ノイアー代表引退にドイツ指揮官「大きな損失」 14年W杯優勝メンバーは「君がいなければ不可能だった」

スポニチアネックス 2024年8月22日 6時47分

 サッカーのドイツ代表で長年に渡って正守護神を務めた38歳GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)が21日、自身のインスタグラムを更新。「家族や友人と話し合い、今が代表での幕を下ろすにふさわしい時だと決めました」とつづり、代表からの引退を表明。ドイツ代表では今夏の欧州選手権からMFイルカイ・ギュンドアン(33歳)、トーマス・ミュラー(34歳)、トニ・クロース氏(34歳)に続き4人目の“離脱”となった。

 ノイアーの発表にドイツ代表のナーゲルスマン監督は「マヌ(ノイアー)の決断と動機は理解できるが、彼の退団はスポーツ的にも個人的にも大きな損失だ」とショックを隠せず。「マヌはサッカーの歴史の中で他に例のないゴールキーパー像を作りました。そのカリスマ性により、彼はほぼ15年にわたり代表チームをサポートしてくれる以上の存在であった。彼のスキルは、我々がどのようにサッカーをプレーしたいのかというアイデアにおいて重要な要素でした。マヌは昔も今も素晴らしいアスリートであり、素晴らしい良い男だ。彼と話すのはとても楽しかったので、今後も(現役を)続けていけたら嬉しいです。マヌが代表チームにいるのが寂しくなるよ」と惜別コメントを残した。

 ドイツ代表SDのルディ・フェラー氏は「マヌエル・ノイアーの“引退”は素晴らしい代表チームのキャリアに終止符を打つ。ゴールキーパーの国であるドイツにおいて、マヌは数多くの傑出したゴールキーパーの中でも際立っており、そのスタイルでサッカー界に革命をもたらした」と称賛。

 元ドイツ代表で14年ブラジルW杯優勝メンバーでもあるバスティアン・シュバインシュタイガー氏は「史上最高のゴールキーパーが代表チームのゴールマウスを去ることになった。長年にわたり、私たちはナショナルジャージを着て一緒に戦った。ハイライトは、私たちが一緒に14年ワールドカップのタイトルを獲得し、夢を実現できたことです。君の素晴らしいセーブとリベロのアクションがなければ、それは不可能だっただろう」とドイツ代表時代の思い出を懐かしんだ。

 また、昨年末に結婚した妻のアニカさんは自身のSNSで「あなたはドイツの英雄です!あなたは世界最高のゴールキーパーです!代表チームで達成したことを限りなく誇りに思っているのは他でもない私です!私たち(家族)はあなたを永遠に愛しています」とコメント。ドイツ紙ビルト(電子版)は「ノイアーは今年3月に息子も誕生しており、ドイツ代表からの引退で今後は家族のための時間が少し増えるだろう」と報じた。

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