女優の伊藤沙莉（30）がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）は22日、第104話が放送された。話題のシーンを振り返る。
＜※以下、ネタバレ有＞
向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子（ともこ）の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。
第104話は、佐田寅子（伊藤沙莉）と星航一（岡田将生）は紆余曲折の末、お互いの名字を名乗り「夫婦のようなもの」になることを決め、星百合（余貴美子）とも和解。そして猪爪直明（三山凌輝）と田沼玲美（菊池和澄）の結婚式が盛大に行われる…という提案。
甘味処・竹もと。寅子と航一は直明に呼び出される。
直明は「実はさ、ずっと自信がなかったんだよね。お姉ちゃんが必死につくってくれた学ぶ環境や生活に僕は見合った人生を送っているのか、正しい選択ができているのか。でもね、この前の結婚式で、みんなが笑って泣いてくれているのを見た時に、やっと思えた。自分が進んできた道は、これでよかったんだって。だから、あらためて言いたいんだ。あの日、僕を大学に行かせてくれて、ありがとう。今の僕があるのは、お姉ちゃんや花江さん、お父さん、お母さん、直道兄ちゃん、優三さんが、僕を大切に育ててくれていたからです」と感謝した。
そして“最後の親孝行”がしたいと「お姉ちゃんは普通の結婚式だと心が躍らないんだよね」「だから、皆さんと協力してお姉ちゃんの心が躍るようなことを考えてもらいました」。そこには、法服姿の山田よね（土居志央梨）桜川涼子（桜井ユキ）竹原梅子（平岩紙）崔香淑／汐見香子（ハ・ヨンス）轟太一（戸塚純貴）久保田聡子（小林涼子）中山千春（安藤輪子）玉（羽瀬川なぎ）と明律大学の同期・先輩が勢揃い。寅子は驚き。轟は「申立人はこちらへ」、玉は「星航一さん、佐田寅子さん、どうぞこちらに」――。
ラスト約1分、直明プロデュースによるサプライズ。SNS上には「大号泣。直明ちゃん、最高」「涙腺崩壊」「全員集合！これは胸熱」「明日、最終回？」「法律家になれなかった涼子様・玉ちゃん・ヒャンちゃん・梅子さんが法服を着ている姿、激アツだな」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。