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「虎に翼」史実は三淵姓 寅子&航一“夫婦のようなもの”へ遺言書 ネット星家も注目「明るく?スンッ?」

スポニチアネックス 2024年8月22日 8時16分

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は22日、第104話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第104話は、佐田寅子(伊藤沙莉)と星航一(岡田将生)は紆余曲折の末、お互いの名字を名乗り「夫婦のようなもの」になることを決め、星百合(余貴美子)とも和解。そして猪爪直明(三山凌輝)と田沼玲美(菊池和澄)の結婚式が盛大に行われる…という提案。

 名字変更について寅子が折れれば、航一は「君の、僕への愛情を利用した搾取になってしまう。寅子さんが優三さんに抱えているのと、同じような気持ちになる」と遺言書の作成を提案。寅子は「その段取りで、私たち、夫婦になりましょう」と同意した。

 1955年(昭和30年)8月28日、「寅子と航一は婚姻関係の形を確認、合意する項目を盛り込んだ遺言書をそれぞれ作成し、その写しを取り交わしました」(語り・尾野真千子)。佐田優未(毎田暖乃)が「おばあちゃん」と呼ぶと、百合は感激した。

 寅子は優未の中学進学とともに、星家に移り住む。「あまり心が躍らない」と式は挙げない。

 1955年(昭和30年)10月、原爆裁判の第2回準備手続。

 国側の指定代理人・反町忠男(川島潤哉)は原告側の訴訟内容をすべて否認する答弁を提出、国側に賠償責任はないと主張。原告側は真っ向から対立、さらなる釈明を求めた。

 SNS上には「とうとう辿り着きましたね、2人の夫婦の在り方に」「散々悩んで考えた2人の、これがベストな愛の形」「星家、急に明るくなった」「星家の息子・娘さんたちが相変わらずどこかスンッとしているようだけど、その辺は同居が始まってからになるのかな」「百合さん、たぶん星家からは“百合さん”と呼ばれたままで、唯一つなぎ止めているのが星の姓。だから優未のおばあちゃん呼びに感無量」などの声が上がった。

 主人公のモデル・三淵嘉子は武藤家に生まれ、1941年(昭和16年)に武藤家の書生・和田芳夫と結婚。1956年(昭和31年)に初代最高裁長官・三淵忠彦の長男・三淵乾太郎(けんたろう)と再婚し、三淵姓となった(敬称略)。

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