関西を中心に活躍したタレントの山本量子（やまもと・りょうこ）さんが、今月18日にがんのため死去した。48歳。大阪府出身。所属事務所「オフィスキイワード」が伝えた。山本さんは10年に渡ってがんと闘い、今年4、5月には番組復帰を果たすも再び入院、再度の番組復帰を果たすことなく旅立った。訃報を受け、芸能界から追悼の声が相次いだ。
お笑いコンビ「シャンプーハット」のてつじは、自身のSNSで「山本量子さん。ビートップスのロケで商品撮影の間 お喋りした時この方は今ある時間と人生をめちゃくちゃ大切にしてはる方やと思いました。闘病されてたんですね」と回想。「そんな事微塵も感じさせなく いつもニコニコ仕事して綺麗で人に優しく素晴らしい方でした。 もう一緒にロケできないのが残念ですゆっくり休んでください。心よりお悔やみ申し上げます」と追悼した。
関西を中心に活躍するラジオDJの下埜正太は自身のXを通じて「神戸新開地音楽祭の生放送が最初で最後の山本量子さんとの現場でした。7年前ですが、闘病生活10年という記事を見るとこの時に既に病魔と闘っていたんですね」とした上で「そんなこと全く感じない＆初対面とは思えないグルーヴで放送できたやまりょうさんとの素敵な時間でした。御冥福をお祈りします」としのんだ。
タレントの六車奈々は自身のXで「量子ちゃん。あなたほど才能ある人が、早すぎる。無念でならないです。そして何より、淋しいです。量子ちゃんと一緒のビートップスは、楽しい思い出しかない。天才的なキレキレトークと、人を気遣う性格の良さ。本当に、唯一無二のタレントさんです」と回顧。「気持ちの整理なんてまだまだできるわけないけど、量子ちゃん。本当に大好きで、尊敬するタレントさんです。心からありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。来世は一緒にラジオやろうね！」と呼びかけた。
山本さんは、1976年1月15日生まれ、大阪府出身。MBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」など多数番組に出演。関西の視聴者から「山量（やまりょう）」の愛称で親しまれた。同番組で子宮頸がんを公表し療養。その後、卵巣がんも公表していた。山本さんはタレント業のほか、バンド「カンロサウルス」のボーカルも務めるなど、幅広く活動した。