バドミントンのジャパンオープンは22日に横浜アリーナで各種目の2回戦が行われ、パリ五輪に出場した女子シングルスの山口茜（再春館製薬所）がデンマーク選手に2―0で快勝し準々決勝に進出した。
2年ぶり4度目の優勝を狙う山口は、長身選手を相手に危なげない試合運びを見せた。第1ゲームを21―12、第2ゲームを21―14でものにした。試合時間はわずか36分間だった。
終了後は「全体的に、動きの部分も、ショットの部分も丁寧にやれたと思う」と満足感をにじませた。
3度目の五輪となったパリ大会は準々決勝で敗れメダル獲得は叶わなかった。大きな大会を終えてモチベーションの維持は容易ではない。「五輪も含めて応援していただいたことに対する気持ちをプレーで示せたら」という思いでコートに立っている。
その分、悲壮感はなく、柔らかな表情も見られる。「ガツガツ動こうという気持ちもないので、逆にリラックスしてスムーズに動けている」。週末に向けて好プレーが見られそうだ。