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斎藤八段 羽生九段を下し1敗堅持 B級1組順位戦 王将戦ではリーグ入りをかけ次戦広瀬九段と

スポニチアネックス 2024年8月23日 0時20分

 将棋の斎藤慎太郎八段(31)が22日、名古屋市の名古屋将棋対局場で羽生善治九段(53)とのB級1組順位戦に臨み、104手で勝利した。勝った斎藤は3勝1敗、敗れた羽生は2勝2敗とした。

 B級1組は年度を通じて13人が総当たりで12局ずつ指し、藤井聡太名人(22)=王将など7冠=への挑戦権を争うA級への昇級2枠を競う。この日唯一無敗だった近藤誠也七段(28)が敗れたため、斎藤は首位に並んだ。

 先手羽生で始まった対局は、角換わりへ進んだ。銀矢倉から穴熊へ囲いを進化させた羽生に対し、斎藤は中住まいを選択。王は堅いが駒の打ち込み場所も多い羽生陣に馬を作って先行すると、カナ駒を削って最後は金銀得となり、羽生を投了へ追い込んだ。

 今年度成績を10勝4敗とした斎藤は他棋戦でも好調で、ALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)では2次予選決勝に進出。第67期以来の挑戦者決定リーグ入りをかけて、広瀬章人九段(37)との対戦が決まっている。

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