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ヤクルト・山田 9回に代打で決勝打 「代打の切り札」川端先輩の助言生かし連敗止めた

スポニチアネックス 2024年8月23日 5時31分

 ◇セ・リーグ ヤクルト5―2阪神(2024年8月22日 京セラD)

 主将がチームを救った。2―2の9回2死二塁。ヤクルト・高津監督は勝負カードを切る。代打・山田が144キロ直球を強振した。「ファーストストライクからしっかりスイングすると決めていた」。前進守備だった中堅の頭上を越える決勝の適時二塁打を放った。

 今季はケガや成績不振もありスタメンから外れる試合も少なくないが、指揮官はここぞの場面で山田を送り込む。手本にするのが「代打の切り札」である先輩の川端。「甘い球を見逃しちゃうと終わっちゃう。どんどん仕掛けた方がいい」との助言を実行に移した。

 負けていれば自力でのCS進出の可能性が消滅する危機的状況でチームの連敗は3で止まった。「勝つことが凄く大事。負けていい試合なんてない」と山田。希望の灯はまだ消さない。(重光 晋太郎)

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