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川崎春花 強行軍もなんの!71で12位の好発進 体調考慮で練習セーブも「今は元気です」

スポニチアネックス 2024年8月23日 7時15分

 ◇米女子ゴルフツアー AIG全英女子オープン 第1日(2024年8月22日 セントアンドリュース・オールドコース=6784ヤード、パー72)

 前週、日本ツアーのCATレディースを制した川崎春花(21=村田製作所)が3バーディー、2ボギーの71で回り、1アンダーの12位と好位置で滑り出した。「前半は本当に風が強かったのでずっと耐える、必死にパーを拾っていくようなゴルフで。後半のパー5から3つバーディーが取れて、いい上がり方ができたかなと思います」と小さくうなずいた。

 風が冷たく変わった午後の終盤にチャージをかけた。2オーバーで迎えた5番パー5で第3打のアプローチを1メートルに寄せて初バーディーを奪うと、続く6番パー4では第2打を3メートルに寄せてイーブンパーに戻す。パー3の8番では実測174ヤードを6Iでピン奥3・5メートルに乗せ、これを沈めてアンダーパーとした。

 今大会はオールドコース近くに住んでおり、約5000回もラウンド経験があるという地元・キャディーのデイビッド・キャノンさんにバッグを託した。「ほぼ全部、知り尽くしているみたい」という頼もしい相棒だ。この日も「自分の意見もちゃんと言って、お互いが同意した上でショットしたりしました」と息ぴったり。英語での会話となるため、ラインは指さしで意思疎通を図るなどの工夫も行い、好スタートにつなげた。

  16日に繰り上がり出場が決まり、急きょ渡英を決断した。優勝を飾り疲労も残る中で猛暑の日本から、最高気温が20度を下回るスコットランドに移動。精力的に練習ラウンドをこなしたが、開幕前日が体調が思わしくなく、あえてラウンドを行わなかった。朝まで「ちょっと体調悪いな」という感覚はあったそうだが、計画的に練習をセーブしたことでスタート前には復活。「集中しながらプレーできたので、今は元気です」と笑顔で宣言した。

 今大会は昨年に続く2度目の出場。今季すで日本ツアーで3勝を挙げ、勢い乗る21歳は「第2日も風が強くなると思う。しっかりと目の前の一打に集中してプレーできたので、それをしっかりと続けていけるように頑張ります」と力強く言った。

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