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【甲子園】京都国際が初優勝 決勝史上初の延長タイブレーク制し京都勢68年ぶりV 関東第一下す

スポニチアネックス 2024年8月23日 12時12分

 ◇第106回全国高校野球選手権大会決勝 京都国際2-1関東第一(2024年8月23日 甲子園)

 第106回全国高校野球選手権大会は23日、甲子園で決勝が行われ京都国際が関東第一(東東京)を下して初優勝を飾った。

 5回は2死一、三塁、6回は1死二、三塁と絶好の先制機をつくったがあと1本が出ず9回まで無得点。それでも先発・中崎琉生(3年)が相手打線を9回まで散発4安打に封じ、0-0で決勝史上初となる延長タイブレークに突入した。

 無死一、二塁から始まる延長10回、代打・西村一毅(2年)が左前打で無死満塁と好機を拡大すると、1番・金本祐伍(3年)が押し出し四球を選び、待望の先制点を奪った。なおも無死満塁から2番・三谷誠弥(3年)の右犠飛で2点目を加えた。

 2-0となった10回裏はこの回からマウンドに上がった2番手・西村が自らの失策で無死満塁にすると、代打・堀江の遊ゴロの間に三塁走者が生還し1点を失った。それでも1死満塁から相手2番・成井を一ゴロに打ち取り2死までこぎ着けると、最後は3番・坂本を空振り三振に仕留め、ゲームセット。西村がガッツポーズを決めると、歓喜の輪ができた。

 京都勢の優勝は1956年の平安(現龍谷大平安)以来、68年ぶり5度目。68年ぶりの優勝は、東京の60年ぶりを上回る歴代最長ブランクを更新した。

 京都勢は前回優勝の56年以降、81年京都商、97年平安、98年京都成章、05年京都外大西と準優勝が4度。京都勢5度目の優勝は、愛媛の6回に次ぐ歴代9位。春夏通算7度目の優勝となった。

 また、この日の決勝まで6試合すべて本塁打なし。ノーアーチ優勝は1976年の金属バット導入以降、1992年の西日本短大付(福岡)、2003年の常総学院(茨城)以来、21年ぶり3校目となった。

 ▽京都国際の今大会

 8月 8日・1回戦   京都国際7-3札幌日大

 8月14日・2回戦   京都国際4-0新潟産大付

 8月17日・3回戦   京都国際4-0西日本短大付

 8月19日・準々決勝 京都国際4-0智弁学園

 8月21日・準決勝  京都国際3-2青森山田

 8月23日・決勝   京都国際2-1関東第一

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