◇セ・リーグ 巨人2―8中日（2024年8月23日 東京D）
巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ（43）が8失点大敗を喫した中日戦後に報道陣の取材に対応。プロ初先発で5回4失点と結果を残せなかったドラフト1位ルーキー、西舘勇陽投手（22＝中大）の登録抹消を明言するとともに、今後の先発投手の見通しを語った。
西舘に2軍での再調整を命じたことで、30日から始まる阪神との3連戦（甲子園）では再び先発投手が一人足りなくなったが、この日の西舘と同じように2軍から呼ぶのか？という質問に「うん、呼ぶでしょうね」とキッパリ。
「メンデスも可能性ありますね。まだ分かんないけど、台風来るでしょ。その兼ね合いもあるんで」と4月3日の中日戦（バンテリンD）に先発して4回4失点で黒星を喫し、翌4日から長く2軍調整が続いている来日2年目左腕も候補に入っていることを明かした。
また、西舘降板を受けて6回から2番手として登板した3年目右腕・赤星はイニングまたぎとなった7回、先頭の岡林を安打で塁に出し、暴投、捕逸とバッテリーエラーが続いて三塁進塁を許して細川の適時打で1失点したあとに宇佐見に1号2ランを被弾して2回3失点（自責2）。
今季はここまで8試合に先発して0勝7敗と苦しんでいるが、「期待してるんですけどね、毎回。なかなかうまくいかないですね。やっぱりどうしてもバットに当たっちゃうから、結果が出ちゃうからね。バットに当たって、それがヒットなのか凡打なのかね。本人には落ちる時にね、やっぱ空振り取れるように全球種、腕振って来いとは言ってるんですけどね。腕振ってるんでしょうけど、今日シュートも逆球になってたし、一番魅力のあるシュートが、やっぱり制球できないっていうのはね、ちょっと彼のなかでは致命的なんで、そこはまだ次の登板、期待したいんですけどね」と杉内コーチ。
赤星も西舘と同じくこの日に再登録されたばかりだが、こちらは当面はリリーフで？という質問に「そうですね」と話していた。