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阪神・石井 無死満塁に仁王立ち!19戦連続無失点「一人一人アウトを積み重ねていくことだけだと思って」

スポニチアネックス 2024年8月24日 5時15分

 ◇セ・リーグ 阪神3-1広島(2024年8月23日 マツダ)

 阪神・石井が傾きかけた流れをせき止めた。

 3点優勢の7回無死満塁で高橋を救援し、菊池は1ボールからの150キロで左飛。ほぼ真ん中でも球威でフェンス間際に押しとどめた。犠飛で1点を返されても、傷口は広げない。残った1死一、二塁の窮地。前夜の巨人戦で延長戦に決勝打した矢野を内角高め152キロで空振り三振に仕留めた。石原は直球、スライダー、直球で圧巻の3球三振。空振りさせた3球目は自己最速まであと1キロの154キロまで上がった。

 「菊池さんは本当にいいバッターなので、ちょっとヒヤッとしたけど、運良くレフトフライに。その後は一人一人、アウトを積み重ねていくことだけだと思っていた」

 1点を追う8回を任された前夜ヤクルト戦からの連投で19試合連続無失点。僅差なら劣勢でも優勢でもフル回転が頼もしい。前回マツダスタジアムで登板した7月4日は8回2死満塁から暴投で決勝点を献上。苦い思い出を振り払い「しっかり悪いイメージなく、いいメンタルで入れた」と快投でやり返した。

 8回はゲラが3者凡退に仕留め、同じく19試合連続無失点。最後は岩崎が2死からの連打で背負った二、三塁を切り抜けて19セーブを挙げた。“19並び”の継投で高橋の復帰2連勝を守った。 (杉原 瑠夏)

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