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ダル 好調チームへの復帰に自虐「僕が帰ってくることによってチームが悪くなるのが嫌。そこで迷った」

スポニチアネックス 2024年8月24日 8時59分

 家族の事情で制限リストに入っていたパドレスのダルビッシュ有投手(37)が23日(日本時間24日)、15日間の負傷者リスト(IL)に移行し、本拠地サンディエゴでチームに合流した。

 ブルペンで変化球も交えて27球の投球練習を行った後、米メディアの取材に応じたダルビッシュは「チームメートやファンの方からもたくさんメッセージをいただいて、こうやって帰ってくることができたので皆さんに感謝しています。自分の中では複雑な問題ではありましたけど、帰ってきてこういう素晴らしい球場でファンの前で練習ができるのは凄くうれしい。ブルペンも凄く良かったですし、この後チームの方と話してですけど、リハビリのアサイメントなのかライブBPなのかわかりませんけど、そういう感じでいくと思います」と話した。

 離脱中に行った投球練習は2イニングが最多と説明。先発として復帰するのはまだ数週間ほどかかる見通しだ。それでもリハビリの過程は順調で、「徐々に慣れていく」と話したという。

 また、離脱期間中のチームの様子について「試合は見ていました。僕がいない間の方が良かったので、それが帰ってくるかどうかを迷わせました、僕が帰ってくることによってチームが悪くなるのが嫌だから、そこで迷ったところはあります」と自虐的に話して米メディアを笑わせた。チームメートの反応については「皆さん、笑顔で迎え入れてくれた。僕としては久しぶりに帰ってくるのが申し訳ない気持ちが強かったんですけど、それを消してくれるように迎え入れてくれました」と感謝した。

 この日のメッツ戦前に取材に応じたマイク・シルト監督は「今日はいいことが多い日だ。サンディエゴにとって美しい日だ。とても興奮している」と右腕の復帰を歓迎した。また、レンジャーズでもダルビッシュとチームメートだったジュリクソン・プロファーは「とても興奮している。昨夜、彼が復帰すると聞いた時、クラブハウスの全員がとても喜んでいた」と明かした。

 ダルビッシュは5月29日のマーリンズ戦で投げた後、左足の股関節痛のためIL入りしたが、7月6日に今度は制限リスト入りし、チームを離れていた。ILに移行した理由など詳細は不明だが、すでに投球練習を再開しており戦列復帰が待たれる。

 今季のダルビッシュは11試合に登板し4勝3敗、防御率3・20の成績。5月19日のブレーブス戦で日本選手3人目の日米通算200勝を達成した。

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