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ダルビッシュ ILではなく制限リストでの離脱を選択した理由「ILに入ってお金をもらうのが嫌だった」

スポニチアネックス 2024年8月24日 10時27分

 家族の事情で制限リストに入っていたパドレスのダルビッシュ有投手(37)が23日(日本時間24日)、15日間の負傷者リスト(IL)に移行し、本拠地サンディエゴでチームに合流した。

 ブルペンで変化球も交えて27球の投球練習を行った後、米メディアの取材に応じたダルビッシュは「チームメートやファンの方からもたくさんメッセージをいただいて、こうやって帰ってくることができたので皆さんに感謝しています。自分の中では複雑な問題ではありましたけど、帰ってきてこういう素晴らしい球場でファンの前で練習ができるのは凄くうれしい。ブルペンも凄く良かったですし、この後チームの方と話してですけど、リハビリのアサイメントなのかライブBPなのかわかりませんけど、そういう感じでいくと思います」と話した。

 離脱中に行った投球練習は2イニング、45球が最多と説明。「2回くらい打者に投げましたけど、この1週間くらいはそういうのには投げてなかったです」と説明。先発として復帰するのはまだ数週間ほどかかる見通しで「打者に今は投げていない。体は健康ですけど」と話した。それでもリハビリの過程は順調で、「試合に投げていないので(復帰が)近いかどうか分からないですけど、試合に投げてみてどうか」と話したという。

 AJ・プレラーGMにチーム再合流を伝えたのは2日前だったという。「AJはこの2カ月間、チームのGMとして以上に、友達としてずっと接してくれていた。帰ってきてほしいと言ってくれていたので、AJに戻りますと伝えました」と明かした。また、IL入りよりも制限リスト入りを選択した理由については「チームと一緒に遠征に行くことが難しいと思っていた。ILに入ってお金をもらうのが嫌だったからそういう形になりました」と説明。制限リストに入っている間は選手は給与を受け取れないため、チームのことを考えての選択だったという。

 この日のメッツ戦前に取材に応じたマイク・シルト監督は「今日はいいことが多い日だ。サンディエゴにとって美しい日だ。とても興奮している」と右腕の復帰を歓迎。また、レンジャーズでもダルビッシュとチームメートだったジュリクソン・プロファーは「とても興奮している。昨夜、彼が復帰すると聞いた時、クラブハウスの全員がとても喜んでいた」と明かした。

 ダルビッシュは5月29日のマーリンズ戦で投げた後、左足の股関節痛のためIL入りしたが、7月6日に今度は制限リスト入りし、チームを離れていた。

 今季のダルビッシュは11試合に登板し4勝3敗、防御率3・20の成績。5月19日のブレーブス戦で日本選手3人目の日米通算200勝を達成した。

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