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大谷翔平 40号は劇的サヨナラ弾「一番の思い出」史上最速126試合目「40―40」達成 ファン大熱狂

スポニチアネックス 2024年8月24日 13時44分

 ◇インターリーグ ドジャース7―3レイズ(2024年8月23日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠でのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で遊撃への内野安打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。その後、二盗を成功させ、今季40盗塁に到達した。日本選手の40盗塁到達はイチロー(マリナーズなど)に次いで2人目となった。第5打席で4試合ぶりの一発とする今季40号サヨナラ弾を放ち、メジャー史上6人目、史上最速126試合目での40本塁打&40盗塁を達成した。

 大谷が漫画以上のストーリーを描いた。3―3で迎えた9回2死満塁。大谷が左腕ポシェのスライダーを右中間へ打ち上げ、劇的なサヨナラ満塁弾。ファンは大熱狂に包まれた。サヨナラ弾は日米通じて初めてとなった。

 試合後、インタビューに応じた大谷はチームメートからウオーターシャワーの祝福を受けて水浸しになりながら「とてもうれしいですし、何よりも最後に打てたことがドジャースに来てからの一番の思い出になっている」と満面の笑みで語った。史上最速の40―40達成には「それ自体が目的になるよりかは勝つための手段としてそういった記録がつくれたのは大きなことかなと思います」と振り返った。40本目が劇的なサヨナラ弾だったことには「打席では本当に何も考えず、勝ちたいなと、1本打ちたいなと。ホームに来てから気づきました」と興奮気味に話した。

 次の目標を問われると「ポストシーズンに進出して、ワールドシリーズに勝つことが一番の目標。自分の数字は後からついてくればいいと思います」と世界一を宣言。また、ファンの大熱狂に包まれ「こういう場面でたくさんのドジャースファンの人の前で打ちたいなと思っていたのでいい思い出になりました」と話した。

 第1打席は一直に倒れ、迎えた4回先頭の第2打席。ここは左腕アレクサンダーに対し、1ストライクからの2球目の内角シンカーに完全に詰まらされたが、遊撃への内野安打。さらに3番フリーマンの打席で二盗を決め、今季40盗塁に到達した。

 大谷は21日のマリナーズ戦で39個目の盗塁に成功。大台到達にダブル王手をかけた。この日が大谷の出場126試合目で、2006年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の147試合目を大幅に更新する史上最速での記録達成となった。

 8月は7本塁打の一方で打率.198と不振に苦しんだが、5試合連続安打をマークした21日の試合後にはデーブ・ロバーツ監督が「翔平は素晴らしかった」と復調を示唆していた。

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