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大谷翔平 史上最速40―40サヨナラ満塁弾記念球は手元に返らず球団がっかり 外野手がファンに投げ返す

スポニチアネックス 2024年8月24日 14時29分

 ◇インターリーグ ドジャース―レイズ(2024年8月23日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠でのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で遊撃への内野安打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。その後、二盗を成功させ、今季40盗塁に到達した。日本選手の40盗塁到達はイチロー(マリナーズなど)に次いで2人目となった。第5打席で4試合ぶりの一発とする今季40号サヨナラ弾を放ち、メジャー史上6人目、史上最速126試合目での40本塁打&40盗塁を達成した。

 大谷が漫画以上のストーリーを描いた。3―3で迎えた9回2死満塁。大谷が左腕ポシェのスライダーを右中間へ打ち上げ、劇的なサヨナラ満塁弾。ファンは大熱狂に包まれた。サヨナラ弾は日米通じて初めてとなった。

 大谷の記念すべき一発は右翼席で弾んだ後、グラウンドにはね返った。それをレイズの外野手がファンに投げ返したため、大谷の手元には戻らなかった。大谷は試合直後の取材でボールの行方について問われると「わからないです。今そのまま(取材場に)来たので」と話していた。史上初の記念球が手元に戻らず、球団関係者もがっかりしていた。

 第1打席は一直に倒れ、迎えた4回先頭の第2打席。ここは左腕アレクサンダーに対し、1ストライクからの2球目の内角シンカーに完全に詰まらされたが、遊撃への内野安打。さらに3番フリーマンの打席で二盗を決め、今季40盗塁に到達した。

 大谷は21日のマリナーズ戦で39個目の盗塁に成功。大台到達にダブル王手をかけた。この日が大谷の出場126試合目で、2006年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の147試合目を大幅に更新する史上最速での記録達成となった。

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