バドミントンのジャパンオープンは24日に横浜アリーナで各種目の準決勝が行われ、男子シングルスでパリ五輪代表の奈良岡功大(NTT東日本)は周天成(台湾)に0―2で敗れて決勝進出を逃した。
第1ゲームは序盤先行しながら、14―12とリードした局面から9連続失点し14―12で奪われた。
第2ゲームは立ち上がりに6連続失点とつまずき、その差をなかなか詰め切れず16―21で落とし、ストレート負けを喫した。
周天成とはパリ五輪の決勝トーナメント1回戦で対戦し0―2で完敗。メダル獲得への道を閉ざされた因縁の相手だった。
1メートル80の長身から力強いスマッシュを打ち込み、そして柔らかな手首でフェイントを交えながらシャトルを操り、ドロップやヘアピンで揺さぶりを掛けてくる。
奈良岡は「むずいっずよ。待ち方がうまいし、ヘアピンを何回もされた。あれ打たれたら無理だと思いながらやっていた。とにかくやりづらい」と相手の高い技術に脱帽。返り討ちに遭った悔しさをにじませた。
次戦は27日開幕の韓国オープン。「空港からバスで5時間移動なのできつい。体調に気をつけてやりたい」。当面の目標は年間王者を決めるツアーファイナルズ出場。「ポイントが足りないので稼いでいきたい」と意気込みを口にした。