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ド軍指揮官 大谷翔平の劇的40―40に大興奮「試合に台本はないと言っているけどこれ以上の出来はない」

スポニチアネックス 2024年8月24日 14時51分

 ◇インターリーグ ドジャース7―3レイズ(2024年8月23日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠でのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で遊撃への内野安打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。その後、二盗を成功させ、今季40盗塁に到達した。日本選手の40盗塁到達はイチロー(マリナーズなど)に次いで2人目となった。第5打席で4試合ぶりの一発とする今季40号サヨナラ弾を放ち、メジャー史上6人目、史上最速126試合目での40本塁打&40盗塁を達成した。

 大谷が漫画以上のストーリーを描いた。3―3で迎えた9回2死満塁。大谷が左腕ポシェのスライダーを右中間へ打ち上げ、劇的なサヨナラ満塁弾。ファンは大熱狂に包まれた。サヨナラ弾は日米通じて初めてとなった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「40―40を同時に達成して、サヨナラ満塁弾。試合に台本はないと言っているけど、これ以上の出来はないだろう。ただ驚きだ」と興奮気味に話した。サヨナラの場面については「ただ、ヒットを打ってほしかった。だから、彼がグランドスラムを考えていたかはわからない。ただ試合に勝ちたかった。今、振り返るとグラドスラムになることもある」とコメント。打球はフェンスを越えると思ったかと問われると「それを望んだ。中堅手のシリは本当にうまい。このまま接戦に持ち込めばチャンスはあると思っていたが十分なチャンスだった。素晴らしい夜を締めくれた」と称えた。

 そして史上初の50―50についても「可能だと思う。彼がただ試合に出るだけでなく、野球の試合に勝つためにプレーし続けることを願っている。いい打席に立ち、四球が与えられたらそれを選んでほしい。相手がストライクを投げてくれれば、なんでも可能になる」と期待した。

 大谷は第1打席は一直に倒れ、迎えた4回先頭の第2打席。ここは左腕アレクサンダーに対し、1ストライクからの2球目の内角シンカーに完全に詰まらされたが、遊撃への内野安打。さらに3番フリーマンの打席で二盗を決め、今季40盗塁に到達した。

 大谷は21日のマリナーズ戦で39個目の盗塁に成功。大台到達にダブル王手をかけた。この日が大谷の出場126試合目で、2006年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の147試合目を大幅に更新する史上最速での記録達成となった。

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