大相撲夏巡業が24日、神奈川県座間市のスカイアリーナ座間で行われ、小結・平戸海（24＝境川部屋）が精力的に稽古を行った。
幕内力士の申し合いに参加して計10番。関脇・霧島（28＝音羽山部屋）や関脇・大の里（24＝二所ノ関部屋）らを相手に充実した内容の激しい稽古を繰り広げた。
新小結だった名古屋場所は10勝5敗で技能賞。目標としていた初の2桁勝利、初の三賞を見事に達成した。「自信はつきました。通用するところもあったので」。三役での2桁勝利は大関獲りの起点にもなる成績。巡業中の稽古でも「よく買って（指名して）もらえる」と他の役力士たちから警戒される存在になってきた。
三役2場所目にして大関獲りの足固めに挑む秋場所（9月8日初日、東京・両国国技館）へ。「もっと立ち合いを強くしたい」と課題を挙げ「まずは勝ち越しを」と控えめに意気込んだ。