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【フェンシング】宮脇花綸が母校・東洋英和女学院を凱旋訪問 第一声は「皆さん、ごきげんよう」

スポニチアネックス 2024年8月24日 17時42分

 今月11日に閉幕したパリ五輪のフェンシング女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した宮脇花綸(27=三菱電機)が24日、東京都港区にある母校の東洋英和女学院を凱旋訪問し、後輩や同期ら約250人の祝福を受けた。宮脇は小中学生時代の9年間を同学院で過ごしており、約10年ぶりの母校訪問。大講堂に入場すると後輩女生徒の黄色い大歓声を浴び、同校では授業前も「起立、礼」の代わり用いられるという「皆さん、ごきげんよう」で第一声を発した。

 セレモニーでは冒頭でパリ五輪の振り返りスライド写真に合わせ、宮脇自ら解説。競技シーンでは「動物園みたいになる。意外に女子の選手もみんなうるさくて」と得点ごとに雄叫びを上げる様子を“動物園”と例えて笑いを誘えば、表彰式ではメダルと共に授与されたポスターについて「今回はセレモニーにヴィトンが関わってきた。でもヴィトンのモノはもらえず残念でした」と頭をかいた。

 その後は後輩たちからの質問に応じ、「高校は外に出たが、学校も快く送り出してくれた。英和でできた友達は一生モノで、パリにも応援に来てくれた」と感謝。21年東京五輪は代表入りを逃したものの、諦めずにパリ五輪出場を決めてフェンシング日本女子初のメダリストになった自身の経験を踏まえ、「人生は色んな可能性が広がっている。いろんなことに興味を持ってほしい。あとは何も意識しなくても毎日友達に会えるのは学生の時だけなので、今を楽しんでください」とエールを送った。

 気になる去就についても、「4年後のロスも目指します」とはっきりと宣言。学院創立140周年で2人目のオリンピアン、そして初のメダリストとなった27歳が、31歳で迎える28年ロサンゼルス五輪で、次は日本女子初の金メダリストを目指す。

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