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コバホーク小林鷹之氏「そこは矛盾してない」 若者対策の一方で選択的夫婦別姓には慎重…整合性問われ

スポニチアネックス 2024年8月24日 18時2分

 9月の自民党総裁選(12日告示―27日投開票)に立候補することを正式表明した小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が24日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜前8・00)にリモートで生出演。選択的夫婦別姓制度の導入について自身の考えを語った。

 19日の出馬会見では、選択的夫婦別姓の法制化について慎重な姿勢を示した小林氏。旧姓の併記がマイナンバーカード、住民票、多くの国家資格で認められる制度改正がされているとの認識を示した。

 日本テレビ政治部の平本典昭氏が「若者対策に力を入れる、若者の選択肢を増やすと言う一方で、選択的夫婦別姓には慎重というのは矛盾しているように見える」と質問すると、小林氏は「そこは矛盾してないと私は思っています」とキッパリ。

 「婚姻によって姓が変わってそれによって不利益をこうむったり不便を感じている方がいることは認識している。そのニーズは速やかに解消していかなければいけないと私も思うんです」と見解を語りつつも、「よりスピーディーに解消できる方法は、旧姓の通称使用が相当程度制度改正によって拡大しているので、これを国民の皆様に周知して解消できるニーズはたくさんある」と従来の説明を繰り返す。

 そして「選択的夫婦別姓制度、確かに大人の選択肢は増えるかもしれないが、家庭の中で親子で片方の親と子供で姓が変わる、家庭によっては兄弟姉妹の中で姓がバラバラになる可能性がある。なので子供の姓をいつ誰がどうやって決めるのか、子供たちに決める権利を与えるのか。アンケートでもきょうだいで姓が変わるのは懸念を感じている国民がたくさんいる。子供たちの選択肢、権利も踏まえたうえで議論を丁寧に進めていくべきではないか」と持論を述べた。

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