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阿部監督が由来の岡慎之助「足がめちゃくちゃ震えて…」杉野も「声が震えて…」金メダリストも緊張の大観衆

スポニチアネックス 2024年8月25日 15時15分

 ◇セ・リーグ 巨人―中日(2024年8月25日 東京D)

 パリ五輪体操男子団体で金メダルを獲得した岡慎之助(20=徳洲会)と杉野正尭(25=徳洲会)が25日、巨人―中日(東京D)のセレモニアルピッチに登場。岡が、構えたミットのど真ん中に見事なノーバウンド“着地”を決め大歓声を浴びた。

 所属する徳洲会の“社員番号”である背番「57」の巨人ホームユニフォームを着た岡がマウンドに上がり、同じく「53」を背負った杉野は佐々木俊輔から借りたというバットを手に右バッターボックスに。“3冠投手”に“黄金バッター”という超豪華なセレモニアルピッチに試合前から東京Dは熱気に包まれた。

 また巨人ファンにとってはうれしい「慎之助コラボ」。2人が登場するとどよめきと歓声で東京D内は騒然。岡の美しい軌道のストライク投球に「慎之助コール」が鳴り響き、ベンチからは「慎之助監督」が笑顔で拍手を送った。ど真ん中に投げ込んだ岡は右腕を何度も突き上げ喜びを爆発。バッターボックスでは杉野が、岡の見事なピッチングに目を丸くしながら、両腕を上げガッツポーズで成功を喜んだ。

 始球式を終え岡は「緊張やばいですね。足がめちゃくちゃ震えています。普段やったことないことをしたんで。不安でしょうがなかったです」とゴロンの金メダリストも苦笑い。杉野も「僕も本当に球場入った瞬間、見渡す限り満員のお客さんばっかりで、その中でバッターボックスでスイングするっていうのが凄い貴重な経験で、ちょっと声が震えてるんですけど、それぐらい緊張しました」と素直な感想を口にした。しかし、点数を聞かれた岡は「9割ぐらいです。練習もしてきたので成果は出たんじゃないかと」と満足げにトレードマークの明るい笑顔を見せた。

 名前の由来ともなった阿部監督と試合前に初対面。「本当にスーパースターになってほしいって名前をつけられて、本当に自分もそうなれたし、阿部監督もそうだったんで、それをもっと超えていきたい」と感激した様子の岡。実際に会って「もう最初は言葉出なかった。凄い圧、緊張でしゃべられなかった」と笑い、一緒にいた父も「喋られていなかった」と明かした。

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