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33歳・橋本壮市 現役続行へ「本当に前向きには考えている」 パリ五輪メダリストが柔道教室参加

スポニチアネックス 2024年8月25日 16時11分

 パリ五輪の柔道男子73キロ級で銅メダルを獲得し、男女混合団体でも銀メダルの橋本壮市(パーク24)が25日、横浜市内で行われた全日本小学生柔道育成プロジェクトに参加した。

 柔道教室では体落としなどを事細かに伝えた。「僕たちの時は、こういうイベントはなかったと思うので、こういうイベントは凄く大事なことだなと思った」と振り返った。小学生からの質問で、試合前の緊張のほぐし方について聞かれると「五輪の時もそうだが、めちゃくちゃ緊張した。けど、今までやってきたことを信じて覚悟を決めて試合に臨めば、やってきたことしか出ないと思う。最後は開き直り」とアドバイスした。

 24日に誕生日を迎え、33歳となった。「いろいろな人と話して今後のことは決めたいなと思う。本当に前向きには考えている」と現役続行に前向きな姿勢を示した。08年北京大会の女子48キロ級で銅メダルを獲得した谷亮子の32歳338日を2日超える、32歳340日での五輪初出場。16年リオデジャネイロ、21年東京五輪は同学年でもある大野将平の壁に阻まれたが、日本柔道の歴代最年長記録を更新して表彰台に立った。男女混合団体戦にも出場し、さらに記録を5日伸ばした。

 パリ五輪を経験し、「五輪という舞台で全てを出し切ってやってきて正直、満足っていうのはある。僕の柔道人生も、もう満足だが、まだどうなるかは自分の心に聞いていない状態なので、はっきりとは言えない。いずれは自分で決断したい」と語った。「試合ぶりに今日、この柔道着を着た」と笑顔で臨んだ柔道教室。「今日、子供たちに経験を伝えられて貴重な経験になった」と充実感に満ちていた。

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