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巨人・阿部監督 ノーノー危機一転「モンテスも大きかった」坂本の経験値絶賛「開き直って1、2の3で…」

スポニチアネックス 2024年8月25日 17時36分

 ◇セ・リーグ 巨人2―0中日(2024年8月25日 東京D)

 巨人が0―0の無安打で迎えた7回に飛び出した坂本勇人内野手(35)の72日ぶりとなる一振りで連勝を決めた。わずか2安打でチームはリーグ60勝一番乗り。先発の菅野智之投手(34)は7回1/3を無失点の快投を見せ両リーグトップの12勝目(2敗)を挙げた。

 6回まで相手先発左腕・大野の前に無安打。あと9人…緊張感が高まる7回だった。先頭のモンテスが中前に安打を放ち、場内から大歓声が沸いた。ここでベンチが動く。モンテスに代走・若林。4番・岡本和は右飛に倒れたが、続く坂本が大野が投じた初球の内角低め直球を迷わずフルスイング。打球はグングンと伸びて左翼席ギリギリに飛び込んだ。

 6月14日の日本ハム戦(エスコンF)以来72日ぶりとなる先制5号2ラン。打った瞬間、坂本は打球を見上げながら吠えた。値千金の一発に珍しく右腕を突き上げ、笑顔全開でダイヤモンドを1周。ベンチでは目を見開きながら声を上げる先発の菅野ら歓喜のナインとハイタッチ。6回まで無安打と苦しめられた同学年の大野を打ち崩した。

 阿部慎之助監督は試合後、前日の浅野の活躍に続いてベテランの坂本が試合を決めたことに「何か今日見てて、勇人のホームランは素晴らしかったんだけど、ずっとゼロのああいう展開って、どっちかの一発で決まるんだろうなと思いながら見ていたんだけど。だいたいそういう時って、やっぱこう(ベテランが決める)なるんだろうな~みたいな。というのはたくさん経験させてもらっているから、なんとなくだけど。こっちも全然打てるが気しなかったんだけど。突破口を開いたモンテスのヒットも大きかったかなと思います」と自身の考えを語りつつ、モンテスのノーノーを阻止するチーム初安打を称えた。

 坂本も同学年の大野の快投に「思うところはあった」と答えていたが、「そうだね。開き直って1、2の3でいったからね(笑い)。そういうのができるからこそ、ああいう場面で打てるんだろうし、しっかり割り切ってオオヤマ張っていったんだろうから」と坂本の経験値に敬意を示した。

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