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西郷真央 10位後退も5差変わらず 最終日へ「運も必要」

スポニチアネックス 2024年8月26日 1時32分

 ◇米女子ゴルフツアー AIG全英女子オープン第3日(2024年8月24日 スコットランド セントアンドリュース・オールドコース=6784ヤード、パー72)

 5打差5位から出た西郷真央(22=島津製作所)は2バーディー、3ボギーの73と伸ばしきれず、通算2アンダーの10位で最終日を迎える。首位との差は変わらず5打。申ジエ(36=韓国)が11位から67をマークし、通算7アンダーに伸ばして単独首位に浮上。08、12年に続く、大会最多記録に並ぶ3勝目を狙う。

 この日イーブンで迎えた難関17番パー4で西郷が39メートルのアプローチパットを2メートル強に寄せると、聖地の観客が沸いた。しかしパーパットの瞬間に追い風が吹きつけ、決めきれない。ここでパットの感覚に誤差が生じたという。最終18番でも3パットのパー。「終盤にかけてチャンスをものにできなかったのが悔しい」。3日間で初めて叩いたオーバーパー73になった。

 風にぶつけて球の回転に「ねじれ」が発生しない弾道を打ち、幾度もチャンスをつくった。2つのホールの共用もあるなど、通常コースより面積の広いグリーンではあるが、この日のパーオン率は100%。だからこそ、38パットとかみ合わなかったグリーン上に悔いが残る。

 順位は下がったが、首位との差は5打で変わらない。10位までに15人がひしめく混戦。「自分が落とすことは考えられない。うまくかみ合う、プラスちょっとした運とかも必要になってくる」。タイトルを狙える位置で、聖地での最終日を戦う。

 ≪最終R古江が意地の71≫25日に最終ラウンドが行われ、古江は4日間で初のアンダーパーとなる71で回り、通算4オーバーで戦いを終えた。7月のエビアン選手権に続くメジャー連勝はならず、「もうちょっと頑張りたかった」と振り返った。今大会で今季メジャー5戦が終了。予選落ちはなく優勝を含む2度のトップ10入りを果たした。「ぼちぼち。優勝はできたけど他の3つ(の順位)が下の方だったので、80点くらいかな」と評価。次戦は9月5日開幕の日本女子プロに出場する。

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