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風間晋氏 中国、アステラス社員をスパイ罪で起訴に「米国では危険レベル3、それに対して日本の場合は…」

スポニチアネックス 2024年8月26日 11時39分

 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が26日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。中国北京市で昨年3月、アステラス製薬の日本人男性社員が拘束された事件で、中国検察当局が男性をスパイ罪で起訴したことに言及した。

 起訴により公判手続きに入るため、男性の拘束長期化は必至。日本政府は早期解放の働きかけを続ける方針。同社の広報担当者は「起訴されたことは事実。裁判が係属中なので、これ以上のコメントは差し控えたい」と話した。

 男性は50代でアステラスの現地法人幹部を務めたベテラン駐在員。昨年3月の帰国直前に拘束され、同年10月に国家安全当局に正式に逮捕された。今年3月に起訴するかどうかの当局による審査が始まっていた。

 風間氏は「米国国務省のホームページを見ると、旅行も含めて中国というのは渡航を再検討しなさいという危険レベル3に該当する国なんですよ。その理由として出国ビザとか法律の運用がとても恣意的だからだとか、あるいは身柄拘束の危険性があるからとちゃんと書いたうえで再検討してくださいと」と指摘。「それに対して日本の場合は、中国に関する注意というのはほぼやっていないんですよ。そういう意味では、これまでに17人の方々がスパイ関連で身柄を拘束されたりする状況がある中で、ちょっと楽観的すぎないかっていう気がする。日本側が国民に対して中国への渡航っていうのをどういうふうに考えるかっていう部分において、ずいぶんギャップがあると思う」と自身の見解を述べた。

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