自民党総裁選（9月12日告示―27日投開票）への立候補を表明している石破茂元幹事長（67）が26日、テレビ朝日「ワイド！スクランブル」（月～金曜前10・25）に生出演。総裁選をめぐるライバルや野党の動きについて言及した。
菅義偉前総理が、30日に出馬表明を予定している小泉進次郎元環境相の支援する意向であることについて、「同じ神奈川県連ということはある。地元ですからね。菅政権の最後のころ、小泉さんが一生懸命支えたということもある。それがそういうご判断でしょう」と述べた。
小泉氏とは前回「小石河連合」として、総裁選に出馬した河野太郎デジタル相を支えた仲だが、今回は強力なライバル関係となる。もし3人のうち2人が決選投票に進んだ場合について連携するかと問われ、「今からああだと言っちゃいかのでは。何が国のためになるのかであって。連合の時、3人で話をしたことがあるけれど、政治は国民のものだよねということ。自民党は国民政党だよねっていう原点において3人は共通している。政策としては違うところはいっぱいあるけれど。それはこれから先も一緒じゃないか」とした。
また、立憲民主党の代表選についての所感として「枝野さんも野田さんもキャリアがある政治家。泉さんはまだ新進気鋭。どういうふうにして党員の方々選ぶのか大注目です」とした上で、「私は、予算委員会でも本会議でもちゃんとした議論ができる国会にしたいんです。Aを聞いたらBを答えるとか、閣僚席から罵倒するとか、そんなことがあってはいかんです。立場が違っても、聴かれる方の後ろには大勢の支持者がいる。相手を尊敬して、何を行っているのか。政府の言っていることが間違っていないか。賛成してもらえなくても納得してもらえるように。ちゃんとした議論ができる方に代表になっていただけたらいいなと思う」と述べた。