Infoseek 楽天

「こんなところで引き返せない」…レディキス木村ゆみか、新曲に秘めた覚悟【ソロインタビュー連載第1回】

スポニチアネックス 2024年8月27日 11時2分

 女性7人組アイドルグループ「READY TO KISS」(レディートゥーキス/通称レディキス)が3年半ぶりに新シングルをリリースした。2021年2月以来となるシングルのタイトルは「Rainbow Arch」。昨年末から今年始めにかけて大幅にメンバーが入れ替わり、新体制となったグループにとって、現メンバー全員が初めて参加するシングルとなる。7色の虹のように個性あふれる7人それぞれにソロインタビューを敢行。新陳代謝を経て新たなスタートを切ったレディキスの現在地を探った。1回目は紫色担当の木村ゆみかです。

――新曲『Rainbow Arch』について教えてください。

木村「『Rainbow Arch』は、私たちにとって3年ぶりのリリースです。私はレディキスに加入してから3年が経ちましたが、この間にCDとしてのリリースは一度もありませんでした。配信リリースはあったものの、CDとしては初めてです。このリリースが実現しなかった理由は、メンバーの入れ替わりが激しく、グループが安定しなかったからです。でも、ようやく形にすることができました。この曲には、新しいレディキスが、負けずに前を向いて進んでいくという強い思いが込められています」

――新体制での活動はどのように感じていますか?

木村「私が加入してからの3年間で、多くのメンバーが入れ替わりました。特に今年の2月には、レディキスの顔とも言える牧野広実さんが卒業し、完全に新しいレディキスとなりました。正直、不安もありました。先輩たちが次々と卒業していく中で、辞めたいと思ったこともありました。でも、新しいメンバーが入ってきて、曲のリリースが決まった時には、やっぱり前に進まなければならないと強く感じました」

――歌詞の中で特にお気に入りの部分は?

木村「私が特に好きな歌詞は、『こんなところで引き返せない』という部分です。この部分は私の歌割りでもあり、特に心に響きました。牧野広実さんが卒業した時は本当に悲しくて、これからどうしていけばいいのかわからず、辞めたいとすら思いました。でも、新しいメンバーが入ってきてリリースが決まった時、この歌詞が自分の気持ちと重なり、非常に感慨深いものがありました」

――フェスでの思い出はありますか?

木村「レディキスは、昔から夏フェスにたくさん出演してきました。特に私が好きなのは、盛り上がる曲が多いことですね。夏フェスと言えばレディキスのこの曲、と言われるような定番曲もあります。そのおかげで、フェスではいつも多くの観客がステージに集まってくれますが、メンバーが変わっているため、『曲は知っているけどメンバーは知らない』という方が多いのが現状です。それでも、フェスでのパフォーマンスはいつも盛り上がっていて、それがとても嬉しいです。ただ、もっと新規のファンを増やして、レディキスの魅力を知ってもらいたいと思っています」

――夏の思い出やプライベートでの楽しみは?

木村「私は野球が大好きで、特に中日ドラゴンズのファンです。今年の6月には、初めて北海道のエスコンフィールドに行きました。父と一緒に行ったのですが、本当に感動しました。母が北海道出身なので、親戚がチケットを取ってくれて、ベンチ上の席で観戦しました。あんなに近くで野球を観たのは初めてで、エスコンフィールド自体もとても綺麗で、食べ物も美味しかったです。特に、北海道の有名な焼き鳥屋さん『串鳥』の串焼きや海鮮丼を堪能しました。球場内がショッピングモールのように充実していて、観戦以外の時間も楽しめました。3連戦すべて観戦しましたが、初戦だけ勝って、あとの2試合は残念ながら負けてしまいました」

――最近注目している選手はいますか?

木村「特に注目しているのは、ドラゴンズの岡林勇希選手です。彼の活躍を楽しみにしているのですが、最近は調子が悪く、打率も下がってしまいました。先日ハマスタ(横浜スタジアム)に観戦に行った時も、彼が出場したのですが、残念ながら負けてしまいました。ドラゴンズのクライマックスシリーズ進出も厳しくなってしまいましたが、それでも応援を続けたいと思っています」

――レインボーは7色で、レディキスも7人組。担当カラーと、その経緯は?

木村「私は小さい頃から紫色が大好きでした。幼稚園の時から服や持ち物もすべて紫色で揃えていました。大人になってからもずっと紫色が好きで、アイドルとしても紫色に強く惹かれました。レディキスに加入する時に、紫色が空いていたのは本当に嬉しかったです。私にとって、紫は自分自身を表現する色であり、大切な色です」

――今年の目標と今後の活動について教えてください。

木村「今年はレディキスにとって新たなスタートの年です。『Rainbow Arch』のリリースをきっかけに、より多くの方に今のレディキスを知ってもらえるように頑張りたいです。まだ私たちの知名度が高くないので、メンバーの名前を覚えてもらえるようにしたいと思います。また、今後の活動を通じて、ファンの皆さんにもっともっとレディキスを好きになってもらえるよう努力していきます。これからも応援よろしくお願いします」

この記事の関連ニュース