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【阪神・岡田監督語録】難病手術の湯浅の初期症状語る「脇腹がおかしいとか言うて、で、検査をして…」

スポニチアネックス 2024年8月27日 5時16分

 阪神の岡田監督が26日、広島市内で取材対応した。報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ―台風も大丈夫そう。

 「なあ。(DeNA3連戦を)できそうなんやなあ。村上を登録せなあかんからなあ。野手を1人、(2軍に)降ろさなあかんなあ。そこ(28日)でなあ。(台風接近で中止なら)村上を登録せんでええかなと思ってたからな」

 ―広島戦で高橋、門別を使ったことで、他の先発投手にゆとりができた。

 「みんな間隔を空けて行けるからな、才木も1回(間隔を空けられた)」

 ―この時期になると先発投手の登板間隔を詰めるチームもあるが、ゆとりあるのは強み。

 「ピッチャーはおるからなやっぱり。だから、なあ。2枚(1試合で先発を2人使う)になってもできるしな、もうちょっとしたら。先発も入れて行けるからな」

  ―この時期は一戦必勝。

 「まあ、今は目の前を1つずつ勝っていくだけや。まだ計算はしてないよ。(横浜で)3つやって、甲子園に帰ってからやろな」

 ―去年は首位でリードしていく展開だったが、ここからは選手たちの違う強さを見せてほしい。

 「そらもうみんな分かってることやから。どっちか言うたら相手の状況を見ていかなあかんからな。こっちは試合数が少ないから。まあでも試合数多いから言うて有利でもないし、少ないから言うて不利でもないし、こんなん全然分からへんことやからな」

 ―第一次政権で追われる側も経験している。

 「追われる側って言うても、追う側も経験してるからのう。06年なんか相当追い込んだからな、最後中日を」

 ―追う者の強みは?

 「そら、追う方は1つずつ勝っていくことによって、勢い付いていくしなあ、追う方はなあ。だから1つ1つの積み重ねやろ。この3連戦をな何勝何敗とか考えられへん。この1週間で何勝とか。1つずつ勝って行く積み重ねで、勢いがつく感じやもんなあ」

 ―才木は間隔置いたことで、リフレッシュして勝負どころを任せられる。

 「いやいや、だから、ビーズリーにしてもなあ。あんまり間隔空きすぎてもあかんしなあ。別に抹消してないわけやから、10日以上空ける必要もないし」

 ―才木は少し最近疲れはあったが。

 「そら疲れはあるよ」

 ―投手の誰というよりみんなの力がこれから必要になる。

 「まあそうやなあ」

 ―DeNA戦は右にいい打者が多い。そこに右投手をぶつけにいく。

 「広島と正反対やもんなあ、どっちか言うとな。そういう意味で3枚行けて…。(広島戦は)3枚とも未知数の2人が行ったからのう(笑い)」

 ―前川は横浜に連れて行くか。

 「今日、病院行っとるやろ、あれ撮ってるんちゃうか、その結果次第やろうなあ。良かったら入ってくるけどなあ。そら、まだや。左がおらんからなあ」

 ―湯浅が黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術をした。

 「湯浅なあ…。そら俺らも知っとったけど、まだ発表をせんかったからあれやけど。そんなんなるんやなあ」

 ―7月の東京ドームで「大変なことが起きている」と言っていたのは、湯浅のことだったのか。

 「いや、違う違う違う。もっと前、もっと前の話よ。どこやったかなあ、脇腹か。キャッチボールをして脇腹がおかしいとか言うて、で、検査をして。検査した中での病気やもんなあ。分からへんもんなあ、俺らは。本人も、そら自覚ないんやろうなあ」

 ―今思えばあれが症状だったと。

 「なんかなあ、ボールが行けへんって。それ(病気)が影響しとったかも分からんけどなあ。本人しか分からん、いや本人も分からへんと思うよ、それは」

 ―復帰している選手もいる。

 「そや、だから、(DeNA)三嶋とか、福かなあ、中日の。なんかそういうの聞いたからな。まあ半年、半年って言うたかなあ。うまく行けばな、そのくらいで行けるみたい」

 ―来年になるがもう1回元気な姿を見せてほしい。

 「そらそうや、もうしゃあないもんなあ。どのくらい元に戻るというかなあ」

 ―この先の戦いは、打線は作戦面もきっちりやっていくことが大事か。

 「うん。まあ、近本が一番なあ、やっぱりヒットも出だしたし、すごい固め打ちあるから、塁にも出るからなあ」

 ―2死二塁で近本で勝負できる形も出てくるか。

 「まあ勝負というか…。俺は毎イニング点を取れると思ってないからな。点を取るためのバントもあるけど、次のイニングを1番から行くためのバントもあるし。そら1番は、そこで点を取れたらええよ。ちょっと一発、エンドランを行ったらおまえ、すぐファウルなるやろ?中野。いつもバントばっかり行ってたら、ちょっと相手にも見しとかなあかんから、それで(エンドランを)行ったらおまえ」

 ―木浪はしっかり昨日犠打を決めた。

 「まあ、そら、もっと大事な時にバントせなあかんようになるで、そんなもん(笑い)。見とったら悲壮感があったよ」

 ―作戦ありきだけど、失敗を切り替えさせる意味でサインを出すこともあるか。

 「いや、(今回は)たまたまそういう場面になったからなあ。全然関係ないところではさせへんけど。そらおまえ、失敗したら、今度いつサイン出るやろと思うやろ(笑い)。ちょっとでも楽なところで出たらまだ楽や。それを成功することによって、自分も吹っ切れるし」

 ―春先から今年は混戦と言っていた。8月後半の今の立ち位置は、イメージしていた範囲内か。

 「そうやなあ。どっちかって言うたら、俺は今年は巨人かなという感じを持ってたからなあ。まあ、広島がやっぱり思ったよりピッチャーが良かったよな、今年はなあ。広島なあ。良かったってまだ終わってないけど(笑い)。去年もやっぱり夏ぐらいにだいぶへたったからなあ、広島のピッチャーなあ。まあこれからやけどな。これから試合数があるわけやから、そらピッチャーが一番大変やろ、試合数があるっていうことはな」

 ―広島は中継ぎもいろんな投手が投げている。

 「枚数がおるからなあ。特に今年は左がええよなあ、広島は。右はおらんけどな。左はええよなあ」

 ―打つ方も投げる方も左ばっかり。

 「そうやなあ。坂倉はしかし、オールスターに選んで生き返ってもうたなあ、あのホームランでな。キャッチャーがおらんからって言うて、打率も悪いから普通やったら選べへんのにお前(笑い)。あれで生き返ってもうたな、あいつ、ほんまに(笑い)」

 ―打率も球宴後にずいぶん上がった。

 「上がってる、上がってる。あれ、バッティングうまなったんやなあ」

 ―横浜へ大移動。

 「うん。まだ移動日があるからええわ。あのへん(9月末)になったら大体なあ、(優勝争いが)大体、分かってるやろ、もうなあ、あの時期なったら(笑い)。広島は10月まで試合があるからのう、きついなあ」

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