阪神のジェレミー・ビーズリー投手（28）が27日に予定していたDeNA戦（横浜）の先発登板を26日、回避した。何らかのアクシデントが生じたとみられ、次回登板も不透明な状況だ。
午前中は甲子園球場での投手練習に参加してキャッチボールなどで最終調整。「体の動きも、ボールの感触もいい。いい準備ができた」と強調し、「（DeNAが）打撃のチームというのは分かっている。なるべく走者を出さずに。週の頭というだけで、いつも通り」と先陣役について自ら認めていた。
6月以来の2敗目を喫した前回16日の中日戦から中10日の計算で万全を期したはずが、午後3時になって発表された予告先発は伊藤将。「みんな間隔を空けていける」と先発陣に“ゆとり”を持たせた岡田監督にとっては誤算に違いない。
伊藤将は9日に救援で昇格後は5試合で計6回5失点。1回11球を投げた24日から中2日で、先発は3回5失点でKOされた7月13日の中日戦以来だ。広島では高橋、門別、大竹の左腕3人で勝ち越し、横浜では休養十分の右腕3人で夏のロードを締めくくる構想は変更を余儀なくされた。