Infoseek 楽天

巨人・戸郷 V奪還へ虎&鯉斬りローテだ 中7日で30日阪神戦先発へ 9月3登板連続広島戦も

スポニチアネックス 2024年8月27日 5時32分

 巨人は先発ローテーションを再編し、エースの戸郷翔征投手(24)をAクラス球団にぶつける。中7日と間隔を空け、3位阪神との3連戦の初戦となる30日に先発。その後は中5日登板を挟み、9月12日の広島戦へ向かう見込み。26日は川崎市のジャイアンツ球場で調整した右腕は、首位広島を1ゲーム差で追う中での自身の役割を語った。

 勝負どころで再びカード頭を任された。それも甲子園での伝統の一戦。前回敵地で対戦した1日は、5回6失点でKOされた。前回登板の22日広島戦は、3戦連続完封目前の9回に失点し、試合は逆転負けした。戸郷は「前回の悔しさをバネにしないといけない。チームに勝ちを付けられるピッチングをしたい」と意気込んだ。

 広島を1ゲーム差追う中で先発ローテーションを再編した。27日からのヤクルト3連戦は山崎伊、グリフィン、メンデス。30日からの阪神3連戦に戸郷、井上、菅野で挑む。今季初めて開幕投手を務めた戸郷は、前半戦は全て金曜日に投げ、後半戦から木曜日に回っていた。「いいピッチャーが必ずくる。難しさもあるし、やりがいもある」と言う金曜日へ、中7日で準備を進めている。

 直接対決を見込んだ再編でもある。来週は金曜日に試合がなく、中5日で9月5日ヤクルト戦に向かう見込み。そこから中6日で同12日の広島戦に臨め、「(日程が)変則的なので、その後はどうなるか分からない。(対戦が増えても)気にはしてない」。さらにその後は、中7日で3登板連続で広島戦への投入も可能だ。今季阪神には4勝1敗、防御率2・34。広島には6先発で1勝1敗ながら、防御率1・74を誇る。

 現在の先発ローテーションで優勝経験があるのは、両リーグ単独トップの12勝の菅野と、チーム2位の9勝の戸郷のみ。20年のリーグ優勝では、菅野ら先輩投手陣に引っ張ってもらったからこそ「背負うのは、僕と菅野さんぐらいでいい」と言う。「若手がのびのびとやってくれたら優勝につながる。プレッシャーがいかないように」。4年ぶりのV奪回へ、フル回転する。(小野寺 大)

この記事の関連ニュース