パドレスのダルビッシュ有投手（38）が27日、自身のX（旧ツイッター）を更新。高額の年俸を放棄した理由を説明した。
ダルビッシュは「家族に関する個人的な事情」で7月6日に制限リスト入りしていたが、今月23日に負傷者リスト（IL）に移行し、本拠地サンディエゴでチームに合流。合流時にIL入りではなく、制限リスト入りを選んだ理由について「チームと一緒に遠征に行くことが難しいと思っていた。ILに入ってお金をもらうのが嫌だったからそういう形になりました」と説明していた。
スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」によれば、同球団のAJ・プレラーGMは、ダルビッシュが負傷者リストに残ることを許可し、給料を支払い続けることを提案したというが、ダルビッシュはその間無給となる制限リスト入りを選択。ダルビッシュはパドレスと28年まで6年総額1億800万ドル（約155億円）で契約しており、今季の年俸は1500万ドル（約21億6000万円）。制限リストに入っていた48日間で約400万ドル（約5億7000万円）を手にしなかったと報じている。
これについて、ダルビッシュは「勘違いして欲しくないのは怪我をしてプレーできないからお金を受け取らなかったのではなく、球場に行って練習をしたり、遠征に帯同することが出来なかったためです」と投稿。「その状況でも制限リストではなく60日ILに入れて給料を払いたいと言ってくださったAJプレラーGMの優しさには本当に感謝しています」とつづった。