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岸博幸氏 自民総裁選“本命”は小泉進次郎氏か石破茂氏 森永卓郎氏が推す小泉氏対抗馬「見た目勝負だと」

スポニチアネックス 2024年8月27日 13時5分

 元経産省官僚で経済学者の岸博幸氏(61)が27日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)に生出演。9月に行われる自民党の総裁選について語った。

 番組では「どうなる自民党総裁選」と題して経済アナリスト・森永卓郎氏と議論。総裁選の行方について、岸氏は「総裁選は国民が投票できるわけじゃない。国会議員と地方の自民党の党員の皆さんなんですよ。その場合にどういう行動になるかというと簡単で、特に国会議員は自分が次の選挙で当選できるかどうかを一番考えちゃう。落選したら特権階級からただの人に戻っちゃいますから。政治資金問題で自民党はまだ国民から見放されたままです。そうなると、当然ながら支持率が上がる、国民が喜ぶような人が選ばれるのが、言い方が悪いけど自民党の皆さんの利益になる。そうなると知名度が高いという意味で小泉進次郎さんとか、地方で人気がある石破さんが最後まで残る可能性が高いのかなと思う」と分析した。

 総裁選への立候補を表明した小林鷹之前経済安保相と対面したという森永氏は「私も進次郎本命だと思うんですけども、見た目勝負だと負けないんじゃないかな」と指摘した。そうすると、岸氏は「進次郎の方がかっこいいんじゃない?」と否定。森永氏は「私もそう思っていたんですけど、生で見ると」と興奮気味に訴えた。

 パーソナリティーのフリーアナウンサー垣花正から「どっちがかっこいいかの議論はよくない?」と苦笑いで話すと、岸氏は「よく考えるとおっさん2人がどっちがいいか議論するのは変」と笑った。森永氏は「小泉純一郎(元総理)だって、あれだけ圧倒的な支持を受けたのは見た目8割なんです。かっこいいわけです。小沢一郎と比べると小泉純一郎さんの方が全然かっこよかったわけです」と主張した。

 話は本題に戻り、岸氏は「政治資金問題を考えると、特に自民党の国会議員からすれば、あまり厳しいことに深入りする人って多分敬遠したいはずなんですよ。でも、国民からすればそういう人の方がいいはずなので。国民が求めるものと自民党が求めるものの利益が反しちゃう。その中でどうバランスを取って正しいことをやってくれる人が出てくるか。これは若い人に当然期待するんだけど、若い人に限定しないで、もしかしたらおっさんや女性で立候補される方がいいことを言ってくれるかもしれない。そういう論戦がどうなるか楽しみ」と話した。

 また、若手の立候補者に求めることとして岸氏は「特に若手はそういうこと(政治資金問題への対応)を言ってほしい。若手が危機感が高いはずだから。逆に若手がそれをできなかったら自民党は大変ですよ。若手に変わって政治資金問題で大したことをやれなかったら、自民党は真剣に見放されておしまいですよ」と訴えた。

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