「胸椎黄色じん帯骨化切除術」を無事に終え、25日に退院した阪神・湯浅京己投手(25)が27日、鳴尾浜の室内練習場でリハビリに努めた。
「黄色じん帯骨化症」は国指定の難病で今季中の復帰は絶望的。それでもこの難局を乗り越え、再び甲子園で腕を振ることを誓った。
以下テレビ取材の一問一答。
―チームに合流した
「入院期間で寝ていることが多かったので、戻ってこられて安心しています」
―現状は
「動かしたら痛みはあるんですけど、歩いていたり普通に生活する分には何も異常はない。徐々に上げていけたらと思います」
―いつ頃からどんな症状が
「前々から肋間神経痛の症状が出ていたりしたんですけど、体に力が入らなくなって特に右脚なんですけど。症状がひどくなったのは今年に入ってからです」
―痛み違和感を抱えて今シーズン投げていた
「痛みというより違和感というか。変な感じ、なんと言っていいかわからないような感じがあったので。本当に体に力が入らないのもそうですけど、脇腹や肋間神経痛の感じが今までと違う感じがありました」
―違和感抱えて投げた不安な気持ちは
「正直苦しかったですし、いろんなトレーニングをしていても足に力が入らないので、自分自身このトレーニングが合っているのかなというか、実感というかやっていても今までなら効いているところが分かっていたんですけど、そういうのもなくて。本当にどうしていいか分からない期間はすごく長かったです」
―診断された時の心境は
「手術をしたほうが良いと言われた時は不安にもなりましたし、怖さというか恐怖感が襲ってきましたけど、先生の説明を受けている中で、自分自身最善の選択をしてまた頑張ろうと気持ちになりましたし、あとはDeNAの三嶋さんだったり中日の福さん、ロッテの岩下さんが同じ病気で手術をされて1軍で投げている姿を見たり、いろいろ聞かせてもらったりして勇気をもらいましたし、頑張ろうって気持ちにもさせていただいたのですごく感謝しています」
―チームメートからどんな声をかけてもらったか
「おかえりだったり、大丈夫?とか。すごいたくさんの方から温かい言葉をかけていただいたのでうれしかったです」
―岩貞ら先輩からは何か声をかけてもらったか
「そうですね。今回診察とかのきっかけになった時も岩貞さんとか加治屋さんとかにいろいろ相談しながら、話した結果、自分自身もこのまま続けていてもどう良くなっていくんだろうという気持ちもありましたし、相談していく中でアドバイスを頂いて診察を受けようという決断にもなったのですごく感謝していますし、相談していなかったらそのまま我慢しながらやっていたかなといろいろ考えていました」
―これからの目標は
「そうですね。まずは本当にしっかり投げられるようになることだと思いますし、本当に元気に投げてる姿を見てもらえるように、まずは一つ一つですけど、リハビリを頑張りたいです」
―ファンから応援の言葉もたくさん
「そうですね、たくさんのメッセージをいただいて本当にありがたいですし、うれしかったという気持ちは一番出てきました」
―ファンにメッセージ
「また甲子園で元気に投げている姿を見てもらえるように少しずつですけどリハビリを頑張りたいと思ってるので、これからも応援よろしくお願いします」