Infoseek 楽天

25日に黄色じん帯骨化症の手術終えた阪神・湯浅「手術して今年なかった感覚が出てきている」

スポニチアネックス 2024年8月27日 14時1分

 「胸椎黄色じん帯骨化切除術」を無事に終え、25日に退院した阪神・湯浅京己投手(25)が27日、鳴尾浜の室内練習場でリハビリに努めた。「黄色じん帯骨化症」は国指定の難病で今季中の復帰は絶望的。それでもこの難局を乗り越え、再び甲子園で腕を振ることを誓った。

 以下ペン取材の一問一答。

 

―足などに違和感があったのは今年入ってどのぐらいから

 「今年に入ってからというか、それまでもありましたけど、ひどくなったのは今年入ってから。キャンプから脇腹とかもやってましたし。でも一番はへんとう炎になった後に体に力が入らないというのがずっと続いて、本当にへんとう炎だけで、こんなにこういう症状が出るのかっていうか、続くのかなっていう不安はありつつ。でも黄色靱帯(じんたい)という確証もなかったですし、だから、なんでこんな足に力が入らなかったり、体に力が入らないんだろうっていう感じでずっとやっていました」

 ―へんとう炎自体は関係ない?

 「根本的に関係ないかどうかは分からないですけど、いろいろ体調も崩しやすくなると聞きます。直接的に関係しているかは分からないですけど体調は崩しやすくはなる」

 ―原因がわかって

 「原因が分かった部分は良かったのかもしれないですけど、まず最初に投げられなくなったらどうしようという不安感とか恐怖感というのが一番にきた。でもいろいろな話を聞く中で自分自身最善の選択をして、また頑張ろうという気持ちにはなりました」

 ―病名を告げられてから手術まで、前向きになれるような説明があった

 「少し前だったら復帰も難しい病気だったかもしれないですけど、ここ最近、三嶋さんとか福さんとか岩下さんが1軍でも投げられていて、復帰例もある中で、医療技術も去年よりも今年の方が進んでいるっていう話も聞かせてもらって。正直、手術前も不安感はありましたけど、最初に言われたときに比べれば全然(不安も)減っていましたし、そういう安心材料というか、自分の中でもやれる、手術してもう一回頑張れるっていう、そういう気持ちにさせてもらいました」

 ―病名は聞いた時から知っていた

 「はい」

 ―手術して、違和感にはすぐ変化があった

 「手術してすぐに足を動かしたときに、右足の感じがすごく軽くて、その時に自分自身すごく感動しましたし、やっぱりまだちゃんと動いてないので分からないですけど、立つ感じとか、リハビリで少し動いた感じも右足に今年なかった感覚が出てきている。徐々にだと思いますけど、もっと良くなると自分でも思っていますし、先生にもよくなる方向にいくと言ってくれているので。そこはすごく自分自身は感動しました」

 ―三嶋や岩下は半年で復帰したが、現時点で復帰までの見通しをどう考えているか

 「そうですね。ここからシーズンオフになるので、(復帰を)急いでもオフですし、来年のキャンプからしっかりやれるようにというか、チームメニューを何も問題なくやれるように、リハビリを焦らずゆっくり、徐々に良くなるようにやることかなと思います」

 ―今年はチームメートに託すことになる

「そうですね。正直シーズン中で、すごく自分自身悔しいというか、もどかしい気持ちもありましたけど、本当にこういう決断をさせていただいて、後押しもしていただいたので、監督や球団の関係者には感謝しかないですし、残りのシーズンまだありますけど、そこは本当に頑張ってほしい。何もできないので、どうしてもできないので、その分来年、チームに貢献したい思いは強いです」

この記事の関連ニュース