テニスの4大大会最終戦・全米オープンが26日(日本時間27日)、米ニューヨークで開幕し、男子シングルスの西岡良仁(ミキハウス)は1回戦で53位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)と対戦。第5セット途中にけいれんを起こして倒れこみ、プレーを再開できず、無念の途中棄権となった。西岡は自身のX(旧ツイッター)を更新。3つに分けた投稿で、試合の状況を振り返った。
「たくさんの応援ありがとうございました。ご心配をおかけいたしました」と書き出し、「4セット目の3-3あたりから既にけいれんを感じており、5-4のサーブは既にけいれんしておりました」と第4セットの途中から異変を感じていたことを明かした。
「ファイナル0-1では足よりも腰がけいれんして立てなくなりそのまま足もけいれんをしました。そのまま肩甲骨や両腰、脇腹、太腿を繰り返しけいれんを起こしており、途中呼吸困難になりましたが、チームのサポートを借りながら車いすに乗せてもらい(タンカを頼んだが来なかった)けいれんをしたまま運んでもらいました」。第5セットではけいれんが全身に広がり、呼吸困難に陥ったことも詳細につづった。
「約1時間ほどけいれんが止まらずでしたが何とか今は治りました。各部位がかなり痛くなっておりダブルスはスキップして日本に戻る予定です」。けいれんは約1時間続いたが、現在は回復したことを報告。ダブルスには出場せずに日本に帰国するとした。
「とてもつらい終わり方で、試合も勝てそうだったのが残念ですがこのアメリカシーズンはランキングも上がり自信になる瞬間も多かったので引き続きアジアシーズンも頑張って行きます。まずはデ杯で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」。敗戦を悔やみながらも、男子国別対抗戦デビス杯のワールドグループ1部コロンビア戦(来月14、15日、有明)に切り替えた。