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巨人の“救世主”浅野翔吾がプロ初死球に悶絶 直球が左手首付近直撃 痛みをこらえて先制ホームイン

スポニチアネックス 2024年8月27日 18時20分

 ◇セ・リーグ 巨人―ヤクルト(2024年8月27日 神宮)

 巨人の浅野翔吾外野手(19)が27日のヤクルト戦(神宮)でプロ初の死球を受け、悶絶する場面があった。

 「2番・右翼」に入り、10試合連続今季12度目の先発出場。初回、1死走者なしの場面で入った第1打席だった。相手先発右腕・吉村が1ボールから投じた2球目の直球が左手首付近を直撃した。

 通算38試合目でプロ初の死球。浅野は痛みに顔をゆがめ、トレーナーと川相コーチが慌てて19歳の“救世主”のもとへと駆け付けた。

 しばらく試合が中断したが、浅野はベンチには戻らず、一塁ベースへ。ヤクルトの一塁手・オスナから気づかうように声をかけられる場面もあった。

 だが、このアクシデントで巨人打線に火がついた。

 その直後、3番・モンテスが左中間へ適時二塁打を放って浅野が先制のホームインを果たすと、4番・岡本和は左翼線への適時二塁打、6番・吉川には中前適時打が出て巨人はこの回一挙3点を先取した。

 浅野はヘルナンデスの左手首骨折というアクシデントを受けて12日に出場選手登録され、14日の阪神戦(東京D)で放った今季初安打が驚きの決勝満塁アーチ。

 プロ初の2番に起用された24日の中日戦(東京D)では、初回の先制2号ソロから一気にプロ初の猛打賞となる4安打2打点と大活躍して快勝の原動力となった。

 翌25日の中日戦(東京D)は3打数無安打で連続安打は5試合で途切れたが、4カ月ぶりの1軍復帰後はこの日の試合前時点で打率.400(35打数14安打)、2本塁打、9打点。8月の出場数は10試合ながら打点9は岡本和(8打点)、丸(7打点)、坂本(7打点)、大城卓(6打点)らをしのいでチーム最多となっていた。

 ▼モンテス 打ったのはストレート。甘い球をミスショットせずに捉えることができた。先制することが出来て良かったです。

 ▼岡本和 いい当たりではなかったけれど、次につなげられて良かったです。

 ▼吉川 みんながつないでくれたチャンスで打つことができて良かったです。

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