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巨人・山崎伊織「逆転されないように必死に投げたんですけど…本当に最低限」反省も9勝目

スポニチアネックス 2024年8月27日 21時30分

 ◇セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト(2024年8月27日 神宮)

 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が27日のヤクルト戦(神宮)で5回8安打2四球と走者を出しながらも2失点と粘投。打線の援護にも助けられて2試合ぶりとなる今季9勝目(5敗)をマークし、2年連続2桁勝利に王手をかけた。

 マウンドに上がる前の初回に浅野のプロ初死球から打線がつながり、モンテス、岡本和、吉川と適時打3本で3点を先取。その後も4回に丸の適時打で1点、5回にも主砲・岡本和の21号ソロと援護に恵まれた。

 5―0の5回、村上と沢井に適時打を許して2点を失い、ここで降板となったが、船迫、バルドナード、ケラー、大勢が無失点リレーで山崎伊に白星を届けた。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ山崎伊は「後半戦ちょっとひどかったんで、なんとか本当にチームが勝てるように粘って粘っていこうと思ってました」とまずはコメント。

 5回で96球を投げて2失点という内容については「野手の方が初回から点を取っていただいたんで、なんとか本当に逆転されないように必死に投げたんですけど…。本当に最低限だと思うんですけど。勝てたんで、次の試合に向けて反省したいと思います」とした。

 12日の阪神戦(東京D)で7回途中まで121球と球数が増えながらも2安打無失点と粘り強く好投し、後半戦初勝利となる今季8勝目。だが、前回登板した20日の広島戦(東京D)では初回に2点先制されると、4回には一挙5点を失い、今季ワーストの7失点で5敗目を喫していた。

 これが2試合ぶりとなる今季9勝目。2年連続の2桁勝利に王手をかけた。

 だが、後半戦は2勝3敗ということもあり、「本当に野手の方々のおかげで勝てたので、本当にありがとうございますという気持ちと。ここ数試合、本当にひどかったんで。まだまだこれからもっと大事な試合がいっぱいあるんで、もっともっとしっかり抑えられるように頑張りたいと思います」と神妙な表情の25歳。

 それでもこの日、首位・広島が敗れてゲーム差がなくなった。残り27試合となった今後に向け、「全部負けられない試合なんで、全力で頑張りたいと思います。応援よろしくお願いしまーす!!!」と最後は声を張り上げていた。

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