Infoseek 楽天

松田宣浩氏 独走状態でも柔軟にオーダー変更できるのがソフトバンクの強さ

スポニチアネックス 2024年8月28日 6時3分

 ◇パ・リーグ ソフトバンク3―1オリックス(2024年8月27日 みずほペイペイD)

 【松田宣浩 視点】オリックスの左腕・田嶋投手対策として、小久保監督は右打者7人を並べた打線を組みました。その狙いがずばり一致しました。

 同点に追いついた2回1死から石塚選手の本拠地初安打が出て、続く佐藤直選手はスライダーを「詰まった」と言いながらフェンスまで運ぶ決勝の三塁打を放ちました。この3点でモイネロ投手が息を吹き返しました。

 これだけ独走する中、対左腕で大きくオーダーを変更できるのは、今年のホークスの強さ。ベンチにいる選手も気持ちを強く持つ証拠でしょう。勝ちながら伸ばすという好循環になってきています。

 同点弾を放った正木選手の成長も感じます。近藤選手の後の6番を背負っています。自分もプロのレベルに慣れるのは必死でした。自信を持てたのは3年目に17本塁打して以降。正木選手も3年目。充実した日々を過ごしていると思います。 (スポニチ本紙評論家)

この記事の関連ニュース