お笑いコンビ「ウエストランド」の井口浩之（41）が27日放送のテレビ朝日「耳の穴かっぽじって聞け！」（火曜深夜2・34）に出演。売れている芸人ができていて、売れていない芸人にできていないことを指摘する場面があった。
この日は「若手芸人の普段は言えない本音～第4弾～」として放送。芸歴3年目というトランスジェンダーのピン芸人が「現状お笑いにしづらいとされている部分をネタにできると思いますか」と投げかけた。
井口は「1個言えるのは、ウケる方向にすることをもっと考えるしかない。トランスジェンダーだからどうこうではなく、面白いかどうかが抜けちゃってる」と私見。
「“トランスジェンダーだから”って思うかもしれないけど、ただ（芸が）面白くない可能性もある、もっと深掘りしたほうがいい。“これだから笑わないんでしょ”“これだからイヤなんでしょ”“これだからテレビ出られないんでしょ”とかいうけど、そうじゃなくて、男性として生まれて男性として生きている人も、つまんないヤツはつまらないし、面白いヤツは面白い。これは時代で変わっていくなら、それを読んでいくしかない。笑えるところを残していく作業ですからね」とした。
これには「とろサーモン」の久保田かずのぶも賛同。「居酒屋とか行って、汚い言葉でバーって笑える時がある。あんなんはカメラ回っていてもやりたい。もともと最初から笑いにできないネタはしませんよ」と話した。
「居酒屋とかでウケたのを世に出すときにどうするかの作業。そこを考えるのが大事な気がしますね。テクニックですよね」と井口。「トランスジェンダーに限らず、身体的特徴しかり、なんにせよ、それをうまくテクニックでどういう言葉でやっていくか。そこを売れている人、賞レースで結果を出してる人はうまくやっている気がしますね」と指摘した。