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元ヤクルト名スカウトが見た東海大相模・藤田琉生の本当の凄さ「真っ直ぐが速いだけじゃ…」

スポニチアネックス 2024年8月28日 15時1分

 元ヤクルトの名スカウト・松井優典氏(74)が浦和学院(埼玉)の森士元監督(60)のYouTube「森士チャンネル」に出演。今夏の甲子園で一番に評価した投手を明かした。

 松井氏は「一番に評価したい」と、東海大相模(神奈川)の左腕・藤田琉生投手(3年)の名前を挙げた。

 1メートル98の長身左腕から最速149キロの角度ある直球を投げ込む。

 だが、松井氏は評価のポイントとして「初戦と2戦目の投球内容がガラッと違った」ことを指摘した。

 初戦の富山商(富山)戦では7回で毎回の13奪三振。2戦目の広陵(広島)戦では序盤、制球に苦しみながら6回2安打1失点とまとめた。

 松井氏は「2戦目はちょっと調子が悪いと3回くらいから小さく動かして打たせて取るピッチングに変えた。状況も自分で判断してできる。ただ真っ直ぐが速いだけじゃなく試合をどう作っていくか。すごく可能性を感じた」と称賛した。

 森氏も「(藤田の投球は)1戦目しか見てないんですけど、前半と後半でも球の使い方が変わった気がした」とクレバーな投球術に感心した。

 松井氏は他にも関東第一・坂井遼、報徳学園・今朝丸、広陵・高尾、青森山田・関、京都国際・中崎、大社・馬庭らの名前を挙げ、課題も含めて評価した。

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