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レディキスが最後のアイドル 水島さくら「人生をかけてもう一度挑戦してよかった』【ソロインタビュー連載第3回】

スポニチアネックス 2024年8月29日 11時1分

 女性7人組アイドルグループ「READY TO KISS」(レディートゥーキス/通称レディキス)が3年半ぶりに新シングルをリリースした。2021年2月以来となるシングルのタイトルは「Rainbow Arch」。昨年末から今年始めにかけて大幅にメンバーが入れ替わり、新体制となったグループにとって、現メンバー全員が初めて参加するシングルとなる。7色の虹のように個性あふれる7人それぞれにソロインタビューを敢行。新陳代謝を経て新たなスタートを切ったレディキスの現在地を探った。3回目は、白色担当の水島さくらです。

――新曲「Rainbow Arch」について、どのように感じていますか?

水島「3年半ぶりのシングルなんですが、私は昨年11月に加入したので、そんなにリリースしていなかったんだってすごいびっくりしました。リリースできなかった期間は私が知らないところでいろんなことがあったと思うんですが、まさに今、雨が上がってこれから7人で頑張っていくぞ!っていう前向きな曲になっています」

――気に入っている歌詞はありますか?

水島「落ちサビの部分が特に好きです。通常ならアイドルグループの楽曲でも1人か2人歌うんですが、私たちは今回7人全員がワンフレーズずつ歌っています。『たくさんの涙が いつか煌いて 夢への架け橋になる』などそれぞれが歌うフレーズが全ていいなって」

――どのような点が共感できますか?

水島「私は最初にアイドルを始めたのが9年前で、その後3年か4年ほどのブランクがありました。辞めている期間、まだ周りにはアイドルを続けている子がいて、『私もまだ間に合うかな』って挑戦心が強くなって、再び夢を追いかけるためにレディキスに加入しました。この歌詞は、まだまだ夢を追い続けるぞという私の強い思いとマッチしていて大好きです」

――レディキスでかなった夢はありますか?

水島「今まで私が出られなかった大きな野外フェスに初めて参加できて、とても嬉しかったです。ただ関ヶ原歌姫合戦ではミニステージで、グループとして4年ほど遠ざかっているメインステージに立つことができていません。だからこそ、来年や再来年にはメインステージでパフォーマンスをするという新たな夢ができました」

――レインボーは7色で、レディキスも7人組。担当カラーと、その経緯は?

水島「白色担当です。これまで3グループほどに在籍してきましたが、さくらという名前も相まってカラーがピンクになることがすごく多かったんです。別にこだわっているわけでもないんですけどね。これまでは新規立ち上げのグループだったせいか、大体『さくらだからピンクだよね』っていう感じで振り分けられることが多くて。今回初めて歴史のあるグループに加入すると、すでにピンクのメンバーがいたので、白になりました。アイドルを始めたての頃はキャラを作っていたり、思い描いてるアイドル像を体現しようとガチガチに固めたりしていたんです(笑い)。でも、レディキスが最後のアイドルって決めてるので、もうそういうのではなく、いろんな私を見せていけるように、何色にでもなれるのが私の強みだと思って、白担当を自負しています」

――他のグループとレディキスの違いは何だと思いますか?

水島「私がアイドル活動を始めた9年前から、レディキスは活動していて、どこのフェスに行っても絶対に名前が知られているのが大きな特徴だと思います。また、衣装が20着近くあったり、曲の多さも他のグループとは違う点です」

――この夏のフェスの手応えはいかがでしたか。

水島「とても楽しみでしたが、同時に大きな不安もありました。SNSでエゴサーチをすると、普通の対バンライブやライブハウスでのライブでも、『今のレディキスは誰も知らない』という投稿を見かけることがありました。それがフェスになるとどうなるんだろうって不安に感じていました。フェスではレディキスの名前もあるし、フェス用の人気曲も用意しているので、『レディキス誰も知らない』というコメントが多く書かれるのではないかと心配していました。実際にそういったコメントもありましたが、それ以上に『誰も知らないけど楽しかった』というコメントを見つけることもできました。また、個人的には、昔からアイドルをしていることもあって、過去に私を知っていた方が『レディキスを見たら水島がいた』と見つけてくれて、物販に来てくれました。8年ぶりに再会したファンの方もいてとても楽しかったです」

――アイドルに戻ってきてよかったですか?

水島「はい!1度アイドルを引退して、社会人になったんですが、人生をかけてもう一度挑戦してよかったです」

――メンバー同士やプライベートでの夏の思い出はありますか?

水島「今年の夏は本当に忙しくて、特に思い出に残ることは少なかったんですが、ライブ終わりに紫担当の木村ゆみかさんとお酒を飲むことが多かったですね。以前はお酒飲めないキャラと言ってたんですが、レディキス入ってからはお酒飲めることを周りにちゃんと伝えています。メンバーの中で飲むのは私とゆみかさんぐらいなんです。ライブが昼間に終わった日に、炎天下のビルの屋上でビールを飲んだのが思い出です。普段は夜しか飲めないので、昼間から飲むのは楽しかったですね。暑くて酔いも回りやすくて、グループのことについてずっとアツい話をしていました(笑い)」

――これからの抱負を教えてください。

水島「10月にワンマンライブが決まっています。これは私が加入して2回目のワンマンライブです。前回は前メンバーの卒業公演も含まれていたのですが、今回は11周年記念とリリース記念のライブです。前回と全く違う形になると思うのですが、このライブを成功させるためにたくさんの人にレディキスを知ってもらえるように全力で頑張ります」

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