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新潟&新潟Lの5選手が「ドナルド・マクドナルド・ハウスにいがた」訪問 早川「選手として勇気、希望を」

スポニチアネックス 2024年8月29日 4時1分

 J1新潟と新潟レディースの選手5人が28日、病気の子供に寄り添う家族が滞在できる施設「ドナルド・マクドナルド・ハウスにいがた」(にいがたハウス)を訪れた。日本プロサッカー選手会の活動の一環。同会理事を務める新潟のDF早川史哉(30)や、新潟Lの有吉佐織(36)らは継続した支援を約束した。

 利用者が思いを書き記したノートを読み、実際に話を聞いて思いを新たにした。ボランティアスタッフや利用者との交流会で、早川は「選手会として活動を継続的にやり、選手として勇気、希望を届けていきたい」と力を込めた。

 「にいがたハウス」は新潟大学医歯学総合病院に隣接し、22年10月から運営を開始。小児患者の付き添い家族のための施設で、現在は月に30~40家族が利用しているという。

 訪問したのは早川のほか、新潟のFW太田、新潟LのDF有吉、FW石淵、DF富岡の5人。施設内見学後の交流会では、双子の長男が先天性の心疾患などで入院中という母親や、がんを患った経験のあるボランティアの話に真剣な表情で耳を傾けた。

 2人の娘を持つ太田は、新潟に加入した昨季から支援活動を模索していた。病院内で試合観戦を楽しむ活動もあることから「試合の翌日などに僕たちが病院に行くことができたらいいと考えている。クラブと話をしてみたい」と語った。

 活動を通じ、5人は元気ももらった様子。「凄くパワーをもらって開幕に迎える」と有吉。今はケガでリハビリ中の石淵も「戦う理由が一つ増えた」と意気込んだ。 (西巻 賢介)

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