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日本ハム3連勝逃すも“夏男コンビ”躍動 清宮&レイエスがアベック弾

スポニチアネックス 2024年8月29日 6時3分

 ◇パ・リーグ 日本ハム5-9楽天(2024年8月28日 エスコンF)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)とフランミル・レイエス外野手(29)が28日、楽天戦でアベック本塁打を放った。4、5番の2人で計3本塁打を放ったが、チームは投手陣が崩れて3連勝とはならなかったが、8月に調子を上げてきた“夏男コンビ”が打線を引っ張り、再び勢いに乗せる。

 勢いが止まらない。劣勢の中でも、秋の空気も漂う北海道のファンを“夏男コンビ”が沸かせた。清宮が14試合ぶりにアーチをかければ、レイエスは2発だ。

 まずは清宮。5点ビハインドの4回1死から、内のスライダーに詰まりながらも右翼席2階へ運ぶ9号ソロを放った。続くレイエスの2者連続の左越え15号ソロへの流れをつくった清宮は「練習では良くなかったけど、いい感じに当たったし、角度もついたので良かった」とうなずいた。

 さらに、レイエスは8回にも来日初の1試合2発となる右越え16号ソロ。20試合連続安打とし、球団の来日1年目の外国人としては最長記録となったが「個人の記録はうれしい。負けてしまったので大きく喜べないけど、チームのパフォーマンスは悪くなかった」と前を向く。

 2人で計3本塁打&5安打と、劣勢の中でも打線の中心にいた。8月は清宮が打率・322、6本塁打、21打点。レイエスは打率・408、8本塁打、23打点と月間MVPも狙える勢いだ。清宮に対しては、期待からあまり褒めない新庄監督も「4、5番は勢いが止まらない」と評価した。

 踏み出しの右足を早く上げ、タイミングを取るようにしたことが好調の要因の一つに挙げた清宮は「チャンスで回ってくることが多いし、4番はそこで結果を出してなんぼ。後ろにレイエスもいる」と力強い。覚醒の時を迎えた若き4番と、メジャー108発の実績を誇る助っ人が勝負の秋のキーマンになる。(田中 健人)

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